昨日は、あやめ十八番『霓裳羽衣』の稽古初日でした。
「贋作女形劇」と称した、出演者全員男性、女役の芝居です。
「読み合せ」の前に、ちゃんと「本読み」があったのは初めて。
「本読み」とは、作家もしくは演出家が、俳優の前で、声を出して頭から台本を読むことです。ト書きから台詞から。俳優に作品の意図を理解してもらう作業。
昨今「本読み」をする作家は少ないのではないかと。古典を尊重する、あやめ十八番らしいなぁと。
そもそも、作・演出が同じ方で、新作をやるというのが初めてですし、女形も初めて。野郎ばかりの稽古場も初めてなのです。
実際に30名近い男性の出演者しかいない稽古場に来てみると、独特の空気とエネルギー…野郎ばかりは濃いですな。