介護認定調査で分かったこと | はぴいち~Happy each other~のブログ

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2022年2月4日(金)に

両親の介護認定調査が行われた。



感じのいい女性の調査員さんが自宅に来てくれ、挨拶もそこそこに始まった。

まずは父から。その後に母という順番だった。



チェック項目がたくさんあり、質問しながら当てはまる箇所にチェック✓...を入れ、必要なものはメモしたりしているのを横目で見てた(笑)



「これまでにかかった大きな病気はありますか?」



最初の質問はこれだったと思う。

大きな病気ってどのくらいのことを指すんだろう?…と私は考えてたけど、

結局 両親共にこれまでの病歴を一通り話してた。



家族構成や今困っていること等を聞き取ってくれ、


・通院はどの病院にどのくらいの間隔で行っているか?

・薬を余らせたり 足りなくなることはないか?

・お風呂はどの頻度で入っているか?

・頭を洗えているか?(いつ洗ったか)

・爪は切れているか?(いつ切ったか)

・買い物はどうしているか?

・お金の管理は誰がしているか?


など生活の細かい部分も聞かれた。



本人が話終えると私にも補足はあるか聞いてくれた。

トイレに間に合わなくなって来たことを父が自分で話していたので、母の掃除や洗濯の負担を減らすためにも 夜だけ紙パンツを履くことを現在説得中だと補足したり、本人はちゃんと飲めていると思っている薬も時々床に落ちていることがあったり、緑内障の目薬がうまくさせなくて どれか1本が足りなくなる事があると補足した。


母は人に頼むのが苦手で全部自分でやろうとするので、それがリハビリになって良い面と 本当は困っている事があると思うと補足した。(爪切りは出来てると私には言っていたけど、退院してから足の爪を切っていないことを私はこの時知った)




父の聞き取りの最中、母の不平不満が炸裂w いつも私が聞かされている母の愚痴が見事に調査員の前で再現された。



・私が何か言うとすぐ怒鳴るんです

・ご飯だよと声をかけると食いたくないと言うくせに、結局全部食べるんです

・穴があいたダウンはみっともないから着ないでと言ってるのに、それが軽くていいんだって着て散歩に行っちゃうんです

・この人は全部私の言うことと反対のことするんです



要するに…

私のいうこときかないんですと言いたい(笑)



調査員さんはそれを「そうですか、そうですか」と淡々と聞いてくれるけど、本当は先の質問に進みたいだろうな…と私が心配してしまう😅




「では、ここから少し失礼な質問をしますが、許してくださいね」



と調査員の方が前置きをしてくれて

ようやく先へ進める!!(笑)




名前、生年月日を聞かれた後、

ここはどこですか?

今日は何月何日ですか?

今から3つの物をお見せするのでそれぞれの名前と順番を覚えておいてください。

後で聞くかもしれません。



と言われ、両親は笑いながらだけど

「覚えていられるか心配だ」と若干緊張している(笑)



調査員さんが持っていた物をテーブルに並べていき、それぞれ名前を聞く。



1つ目はハンカチ

2つ目は鉛筆

3つ目は父は腕時計、母はウェットティッシュだった。



両親とも物の名前は答えられた。

横で聞きながら私も順番を覚えていられるのか心配だったりして(笑)



その後、ベッドを使って見る項目があり、居間に置いてある母のベッドを見て

「旦那様もこちらのベッドを使って良いですか?」と母に確認してくれたのち、母の了承を得てベッドに移動。



夫婦でも自分以外の人にベッドを使われるのが嫌な人もいるってことだよね。



・寝返りを自分でうてるか

・ベッドからどうやって起き上がるか

・ベッドの端に座って手は上がるか

・足はどこまで上がるか


などを見てくれた。


見ていて驚いたのは、父がベッドの脇に座って足を上げると体が後ろに倒れてしまうことだった。

調査員さんが後ろを支えてくれて、後ろに倒れずに足だけをどこまで上げられるか見せてと言われていた。


母はベッドから起き上がる時に布団を掴まないと起き上がれないことも初めて知った。

ベッドに手すりがあった方がいいと後で調査員さんが教えてくれた。




私が気づいていないことはまだまだあるんだなと感じた。





そしてきました!!

この3つを覚えておいてねの答え合わせのお時間!(笑)



テーブルにハンカチと鉛筆を置かれて

「最後のひとつは何でしたか?」

という聞き方だったので、2人ともしっかり答えられた。良かった良かったw




母の聞き取りの時、現在かかっている病気のことを聞かれているのに、蔓状血管腫がどうやって診断されたかまでを過去に遡って長々と話しているのを横で聞いていた父が、

「だから今の事を聞かれてんだよ!」と声を荒らげる場面もあり、

「ね?こうやってすぐに怒鳴るんです」って母が言っているのが印象に残った。




両親には穏やかに暮らして欲しいと思ってるんですけど、母は人を逆撫でするものの言い方をするし、父はすぐに怒鳴るので毎日がこんな調子です😅

と私も調査員さんに伝えて介護認定調査は無事に終了(笑)



玄関まで私が見送り 外に出たところで

「あの2人は短時間でも離れる時間が必要かもしれませんね…」と言われた。


2時間程度の時間の中で 今の状態の何かを汲み取ってもらえたことが私は有難かった。




正直しんどかった。

私がひとりで収拾をつけるには荷が重い。




助けて欲しかったのはむしろ私の方なのかもしれないと思った。




どれだけ時間を割いても、言葉を尽くしても、両親の心に私の真意は未だ届かない。

自分の自由に振る舞いたい父と、自分の思う通りに人を動かしたい母。

思えばずっとそうだった。両親は変わっていない。これが従来通りなんだ。

だから私は19歳で家を飛び出したし、両親に必要以上の介入をしてこなかったんだった。



残していた大きな宿題を今やってる気分(笑)



自宅と実家の片道小一時間の往復、

病院の送迎と買い出し、

色んなところとの連絡のやりとりと立ち会い、

両親の喧嘩の仲裁、愚痴聞き…


私がしてることなんてこんなことくらいなのに…って思ってた。

周りの皆はもっと大変なことと向き合ってるのに…って思ってた。

でも自分自身のエネルギーがどんどん削がれていく💦

目の前のことをこなすだけで手一杯。




そう、私は…

自由に振る舞いたい父に

そっくりで


自分の思う通りに人に動いてもらいたい母に

そっくりなんだわ(笑)




私の好きにさせろや!!

私の言うこと聞けよ!!



なるほど そういうことか。

書いてて今納得した(笑)



目の前にいる人は

自分の映し鏡とはこのことか。

これは自分で折り合いをつけることにする。





玄関の外に取り付ける手すりの見積もりが上がってきた。101,000円。

介護認定の度合いによって負担額が変わり、差額が返金されるそうだ。

どのみち手すりは必要だし、一旦は全額支払うのであれば 介護認定の結果が出る前に工事をお願いしてもいいのでは?と思っている。

これも両親と話し合いをして決めるけども。



それと、退院後初めて母を病院に連れて行った時に、家の中ではひとりで歩けていても、外に出ると介助が必要だということが分かった。

本人も杖が必要みたい…と自覚できたようなので、こちらもリースにするか購入するか検討しようと思う。




年齢と共に老いる体と

本来の性質を失わない心。



本人も周りの人も

それをどう受け入れていくかが課題なんだろうね。











はぴいち