<この本から得られた気づき>
● 最も嫌われる営業マン、それは契約が完了したら最後、お客さまへの興味・関心を失い、売りっ放しでもう二度と訪問しないという"ゲンキンな奴"だ。これでは、誠実なアフターフォローを信じて購入・契約してくれたお客さまが可哀相すぎて泣けてくる。釣った魚には餌を上げない、とは本当にひどい話である。お客さまが裏切られたと感じるのも、無理はない。しかしながら、このような「裏切り行為」ーー、営業の世界では珍しくない。世間から見たときの一般的な営業マンのイメージでもあるだろう。(P.66)
● 営業マンがどれだけ饒舌に説明しようとも、お客さまがなかなか決断してくれないのは、「きっと、口先だけに違いない」と思われてしまうからである。とするなら、そのスタンスを極端に変えることこそが、他の営業マンに対して、大きな差をつけるチャンスではないか。「私は売りっ放しの無責任な営業マンではありませんよー!」と具体的な行動でアピールし、照明すればいい。口先だけでは信用してもらえないのだから、とにかく「行動」あるのみだ。契約締結後には、"例外なく"すべてのお客さまに対して、2週間以内に「再訪問」を実行し、"レビュー"を実施するのである。... 後日落ち着いたところで、改めて、契約内容や不明点などを確認したり、付加されているサービスやオプションについての解説、難解な約款の説明、不備・故障があった場合の対応など、契約前までに詳しく説明できなかったことに加え、契約時の説明を丁寧に再確認すれば、より理解度が深まるだろう。「こんな営業マン、今までいなかった」と、お客さまに言ってもらえるレベルのレビューを実施してほしいものである。そうすれば、あなたへの信頼度が増すことはもちろん、紹介入手や追加契約も容易になるのではないだろうか。(P.66-67)
● どんなに必死で営業活動に励んでみても、相手のあることだ。タイミングの良し悪しや運不運もあるのだから、どうにもならないことは、もうどうにもならない。あなたが万策手を尽くしたのなら、ジタバタしたって仕方がないではないか。絶体絶命の崖っぷちに追い詰められ、心が折れそうになったときには、もはや深刻に対策を検討したところで悪循環に陥るだけだ。あなたが「真剣」なのはわかるが、「深刻」になってはいけない。(P.132)
● 大切なお客さまの幸せを祈っているその瞬間にこそ、神懸かり的なセールスパワーが舞い降りる。(P.133)
● 私流のアファーメーションは、名づけて「コミュファメーション」だ。「お前は、運がいい営業マンだ」「お前は、超ツイてる営業マンだ」「お前は、世界一幸せな営業マンだ」というように、これらのメッセージを、鏡の中の自分自身へ語りかけ、会話をするのである。そもそも運や幸福感などというものは、自分の能力とは直接関係がない。だから潜在意識からの拒絶が起きにくいのだ。本来の自分自身はまったく変化する必要がないから、無理なく自然体でつぶやけるのである。鏡の中のあなたを思いっきり応援してあげることさえできれば、エネルギーはそのまま反射されてくる。沸々と自信が湧いてきて、「できる」気がしてくるから不思議だ。成績アップの効果は絶大である。(P.137)
● あなたはどのような朝を迎えているだろうか。ちょっとすると、ベッドのぬくもりが恋しくて、二度寝の誘惑と戦う朝を迎えているのではないだろうか。あくびを噛み殺して起き上がってはみたものの、「会社に行く気がしない」と、朝から溜め息をついているのではないだろうか。どうして、すっきりとした目覚めとともに、前向きな姿勢にリセットされないのだろうか。その原因は、眠る直前の「マイナス思考」にある。(P.138)
● くよくよ感が止まらない夜は、大抵、人々への感謝や貢献を忘れているときだ。その利己的な心のベクトルを修正するために、眠る直前の「感謝と貢献の瞑想」をお薦めしたい。電気を消して布団に入ったら、眠れぬ夜に羊を100匹数えるかのように、お客さまを一人ひとり数えてほしい。目をつぶり、あなたの好きなお客さま、大切なお客さま、尊敬するお客さまの顔を一人ひとり想像してほしいのだ。お客さまを100人数えてみる夜があってもいいだろう。あなたが心地よくなるお客さまの「笑顔」を思い浮かべてほしい。満面の笑みのお客さまたちのおかげで今のあなたがいて、そのお客さまたちのために、あなたは何ができるのか、シンプルにそれだけを考えて眠りにつくのだ。すべてのお客さまに幸せな明日がやってくることを祈りながら。そのようにして、ぐっすりと眠れば眠るほど、あなたの営業パワーは、自然にフル充電されていく。営業活動の疲れを癒し、失敗したネガティブな記憶を消去して、成功体験だけを記憶のフォルダーに上書き保存してくれる。そうして一日一日が確実にリセットされていくのだ。(P.138-139)