こんばんは。FEADERです。さて今回は前回の予告通り、私とCOSMODRAGOONコミュニティとの出会いについてお話しできればと思います。
 
詳しい日時はもう忘れてしまいましたが、おそらく1990年代後半頃。当時私は、コルト関係の書籍を和洋問わず読み漁っては、パーカッションリボルバー関連の資料を探し回っておりました。
そして精度の高い側面写真資料から、苦労を重ねてついにおおよそ1/1のドラグーンの図面を描き上げた私は、しかしながらそこから20年近くも、たまに思い出しては、内部可動構造の検証と可動実験を脳内で繰り返すだけの日々を過ごすのでした。

フル可動コスモドラグーン実現の為の計画がこれ程長きに渡って事実上立ち往生状態にあったのは、当時私が考えていた二つの思い込みが大きく影響していました。
即ち、①金属でのパーツ製作にこだわった、②自分が作るのではなく、何処かの妥当な業者に委託するつもりだった、この二つです。

当時の私は、自分の考えたコスモドラグーンの可動構造を実現するには「樹脂では無理!金属が妥当。」と考えて(思い込んで)おり、パーツの形状や構成もそれを前提としていました。
そして、製造業者への委託にしても、金属加工を引き受けてくれそうな業者の選定や、仮に引き受けてくれたとしても、莫大になると思われる製作費の捻出の問題があり、計画が足踏みするのも当然と言えば当然なのでした。

mixiのCOSMODRAGOONコミュニティとの接触は、そんな折の事です。
COSMODRAGOONコミュニティに参加して衝撃だったのは、各メンバーの製作スキルの高さとその多彩さです。趣味の範疇を越えセミプロ並の樹脂造形スキル。素材加工スキル。塗装スキル。ありとあらゆる幅広い知識とノウハウ。
そしてもう一つは、自らが能動的にアクションを起こすこと。行き当たりばったりでも、先ず自分でやってみる。案ずるより産むが易し。その姿勢。

目から鱗が落ちる思いでした。自分では何も出来ないと決めつけて、他力本願にすがってばかりだったこれ迄の時間の無為さを思い知らされました。
と同時に、メンバーの方々のモチベーション溢れる姿に充てられて、「自分でも、やれば出来るかもしれない」「とにかく動いてみれば何とかなるんじゃないか」と、マインドセットがポジティブに切り替わったように感じました。

「よっしゃ!ほな、いっちょやったろかい!」
COSMODRAGOONコミュニティで頂いたエネルギーは、「タイトーおとなプライズ魔改造フル可動コスモドラグーン」の製作へと向けられます。

つづく。

さて次回は、
「タイトーおとなプライズ魔改造フル可動コスモドラグーン」ということで…。アディオス?