前にも言っていた、私の創作小説「ウィーヴィングサーガ」を、現在pixivにて投稿しています。
思い付くまま、2000文字くらいのぶつ切りで時系列無視の断章として、現在20程アップしています。
検索サイトで「ウィーヴィングサーガ」でも出てきてはくれますが、一応此方。
ジャンルはSFファンタジーになるでしょうか。私なりの魔法使いを書いてみたくて、鋭意執筆中です。
世界観・用語辞典をおきます。
興味があれば、是非お越しください。
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登場人物
サラ
ウィーヴィングサーガ全体を通してのの主人公。
17歳前後…の筈だが、見た目は14歳くらいの少女。
村に於ける織法(しょくほう)使いの最高位「巫女」を務め、村人から畏敬の念を一身に集める。
ルフィルを助け、治した張本人。
村人も半数以上は織法使い。だからこそサラは、彼らにとって稀有、畏敬、敬虔の存在だったが、命を救われたルフィルは、次第に彼女を畏敬の対象ではなく、一人の少女として接するようになる。
衣食住の食と住に対する優先順位が一般の人々とは大きく異なり、自身の生活には極めて無頓着。
ルフィル
第一章マール編の主人公。24歳。
単独でエーレルハイメン山脈を踏破中に、マール村の入り口で遭難し瀕死の重傷を負う。サラに救助・修復される。
記憶に欠落があり、自身の出自や旅の目的、家族に関する記憶の多くを思い出せないでいる。
天然の人たらし。余所者であるにも拘わらず、瞬く間に村人に溶け込む。
村長
マール村の村長。彼も、高位織法(しょくほう)使いの一人。一応、長老会議の長。
サラの実質的な保護者。
ルフィルの救助を承認し、その代わりルフィルの身をサラに委任する。
二人を静かに見守っている。
長老会議
7人の高位織法(しょくほう)使いで構成される、村の最高意志決定機関。
当初は、ルフィルの救助に反対する。
船長
マール村とクルスゲンを行き来するクナール船の船長。
サラをクルスゲンまで送り届ける。
世界観・用語
マール村
ユルヴァニア大陸北西、ユーゼラヴァハル半島西端にある、人跡未踏の地。
エーレルハイメン山脈が余りにも険しすぎるため、誰も踏み込む気さえ起こらない。
実は陸路よりも海路の方がアクセスが容易。ただし、陸路・海路共に、入れない仕掛けがあり、条件をクリアしないと進入できない。
織法(しょくほう)
この世界には、強い相互作用、弱い相互作用、電磁気力、重力に加え、「第5の力」が存在する。織法とは、この第五の力を利用する技術体系の総称である。
人間には、適性があるか否かで明確に区別があり、適性があるものだけが織法を行使できる。
当然、人によって適性や能力に差がある。
マール村では、生活や医療にも利用されている。
クイート
織法のひとつ。
織法使いが、世界を観測・干渉するための特殊な状態。
織法の三段階目にあたる高位技法。
最初の二段階とは異なり、特殊な手順が必要となる。
マール村では、クイートが出来なければ織法使いとは認められない。
ガルフスト河
ユーゼラヴァハル半島西端を流れ、マール村の脇を掠めるようにしてノルン海へ注ぐフィヨルド河川。
マール村にとって唯一の主要水運路であり、対外物流の大半を担う。河口側の港町クルスゲンとの間では、クナール船が定期的に運航されている。
河幅は比較的広く流れも穏やかだが、上流域では両岸を険しい崖に挟まれる区間も多く、冬季は降雪や強風の影響を受けやすい。
ヴァーレ
ガルフスト河中流域に設けられたクナール船の中継地。 通常は無人。
マール村とクルスゲンを結ぶ一泊二日の船旅を支えるために整備された施設であり、船員の休息や物資の保管が行われる。
クルスゲン
ガルフスト河河口付近に位置する古い港町。 マール村と外界とを結ぶ玄関口であり、クナール船の終着地でもある。
ユルヴァニア大陸北西部における沿岸交易網の北限に位置し、マール村の産物や情報の多くは、この町を経由して外界へ流通する。
クナール船
ガルフスト河をマール村~クルスゲンの間で往来する、四角帆を持った大型河川船。
マール村と外界とを結ぶ数少ない交通手段。
マナ検定布
ある一定の年齢に達した子供が、織法使いとしての資質を持つか否かを判別するために用いられる特殊な織布。
マナーオンの流れに反応して赤色を発色する色素を織り糸に取り込み、布そのものが織り上げられている。
検定布の中央に手を触れると、中心から放射状に赤い反応(紋様)が現れる。
紋様の大きさや広がりは、そのまま被験者の持つ能力の大小や傾向を示すとされる。
織法使いは、指先(人によっては手全体)に、マナーオンを非量子化(物質化)する特殊な器官を持つ。
物質化されたマナーオンは、使用者の資質や技量に応じて様々な形状へと成形することが可能である。
多くの場合、糸状に成形され、その糸から繭や織物が作られる。
これらの織物は一般には流通しておらず、製糸・織物業界では古くから、
「幻の織物 ソルリ織物」
として知られている。
備考
本来は子供の資質判定に用いられる道具であるが、熟練した織法使いは検定布を診断用として応用することがある。
特に、マナーオン循環の異常や損傷した組織の状態確認に利用されることがあり、循環状態に応じて独特の染色模様を示す。
ルフィル救助時には、回収された肉体の断片に検定布を掛けた際、中心から放射状に赤い反応が観測された。
この反応により、肉体機能からマナーオン循環への移行が始まっていること、そして完全には途絶えていないことが確認され、サラによる修復処置の決断に繋がった。
真珠色の繭
サラによってマナーオンで紡がれた、ルフィルの生命維持装置。……つまるところ、この装置自体、サラの「織法」の産物である。
内部は高濃度のマナーオン水で満たされており、ルフィルはその中に浮かんだ状態で保持される。
繭の内部では、損傷した肉体の状態を絶えず調査し、不足している部位や機能を確認しながら、必要に応じて新造・修復・再生が行われる。
内部の螺旋状の構造体は、損傷した組織や器官を詳細に観測し、その情報をもとに疑似臓器の形成や分子レベルでの接合を行う。
また、マナーオン循環を利用することで、身体機能の維持と修復を同時並行で進めることが可能である。
通常の治療では対応不可能な重度の損傷に対して用いられる極めて特殊な技術であり、ルフィル救助時には、
頭部の大部分の欠損
四肢を含む全身の重度損傷
不完全なマナーオン循環
という状態からの生命維持と修復に使用された。
備考
真珠色の繭は、生命維持装置であると同時に、
診断装置
修復装置
人工臓器製造装置
生命維持槽
としての機能を併せ持つ。
村人達の間では、
「サラ様の繭」
「真珠色の繭」
などと呼ばれている。
また、内部で行われる修復の詳細を理解している者はほとんど存在せず、その仕組みの大半はサラ自身にも説明が困難である。
マナーオン
この世界に遍在する素粒子。第五の力を媒介する。
織法の根幹を成す存在であり、生物の身体や自然界の様々な現象にも深く関わっている。
通常は量子的な状態にあり、織法使いは特殊な器官を介してこれを非量子化し、糸や織物などの形で物質化することができる。
また、一部の生物の体内では循環系を形成しており、生命活動を支える重要な役割を担っている。
タンデムクイート
二人以上の人間が同時にクイート領域へ潜る超高位技法。
術者が一人のみで行う場合は、シングルクイート、あるいは単にクイートと呼ばれる。
術者同士の場合
タンデムクイートの最も一般的な形。
初心者と教導者による組み合わせがよく知られており、外界に残って肉体の状態を監視する教導者を加え、
初心者一人:教導者二人
の体制で行われるのが一般的である。
サラとルフィルの場合
極めて特殊な例。
ルフィルは不完全ながらマナーオン循環を有しているため、クイート領域に到達すること自体は可能である。
しかし、自力で潜界する能力を持たないため、昏睡モードによって意図的に意識を遮断した後、サラがルフィルとマナーオン循環を共有しつつ潜界を行う。
その後、クイート領域内でルフィルの意識を解放し、サラの補助のもとで探索を続ける。
備考
サラとルフィルの事例は非常に特殊であり、長老会議の記録にも類例は存在しない。
また、外界に残された二人の肉体の状態を監視する者が必要となる。
