野球の3位決定戦、アメリカの打者が平凡なレフトフライを打ったときの実況の一言。
「G・G佐藤、しっかり捕ってくれ」
そりゃあだいぶエラーしてるから言いたいのも仕方ないけど、それは個人的な主観でしょう?
実況のアナウンサーって「できるだけ客観的にわかりやすく事実を伝えるのが仕事」
なのだと解釈している僕にとっては、「あなたの考えをテレビで披露されてもなあ」と苦笑するばかり。
今回の五輪で一番印象に残ったのは、「実況の主観化」。
盛り上げようとしてか、それとも自分が「見ている国民を代表した声」だとでも言いたいのでしょうか。
まさかボキャブラリー不足ということはないでしょうが・・・。
メダルがかかると絶叫絶叫また絶叫。
せっかくこっちが興奮していても、実況がそれ以上のテンションで騒いでいると、なんだか興ざめしてしまう。
アテネ五輪の体操・男子団体金メダルのときに出た名言「伸身の新月面は栄光への架け橋だ」は、そのときの状況を正確に、客観的に伝えているからこそ多くの人の心に残ったのだと思っています。
じわじわっと心に染みる実況がなかったこと、同じマスコミ人として残念でした。