所要の後立ち寄ったアキバのラーメン屋での一コマ。
半替玉(100円)を注文した客がなにやらスタンプカードを差し出している。
それに反応した店長。
「うちは扱っていないので」と手短に答える。
客は食い下がった。
「銀座店では使えた。系列店ならどこでも使えると聞いていたのに・・・」
面倒に思ったのだろう、「じゃあ今回だけ・・・」と店長は特別にスタンプを押す。
店長としては手っ取り早い解決法。
ところがそれで引かなかったのがこの客のすごいところ。
ごくごく普通のシャツの上につけた紙エプロンをたくし上げ、なにやら反論する。
店長は困った顔で「本部が決めたことなので・・・」
確かに。この手のフランチャイズ店では店長もほとんど権限がないのが普通。
納得がいかないなら本部に連絡するしかないわな。
・・・しかし100円につくポイントでここまでがんばるか?
スープは冷えて、麺はだいぶ伸びていそうなのに・・・。
さすがに黙り込む客。
しかし食べ終わると再び店員を呼びつけなにやら会話をしている。
どうやら割引クーポンについてのようだ。
聞き出すと客は、ケータイをいじってサイトを探している。
必死に探している。
客が並んでいるのも気にせず。
僕も金はないけれど、100円にそこまでこだわる理由は何なんだろう。
僕は先に食べ終わり、店を出た。
後にも先にもここまで100円にこだわる人に会えないかもな。