いしがきは残った 二十二 | 鉄分15ポイント増のブログ

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その数年後、東日本大震災の前になるが、O男も関東から四国の新宅へ移ってきた

 

妹Q子からO男に間質性肺炎の診断下るとの一報を受け、N男が迎えに行ったのである

 

それからしばらくの間、O男の療養通院にN男は送迎につきあった

 

Q子はN男にいう   「もし特発性間質性肺炎なら・・・余命もそれほど長くないかもしれない」と

 

N男は思う   もし自分がその立場なら、残る余生は好きにさせてほしいと

 

O男の療養が一段落したが、酒の好きなO男はD子の徹底した管理生活に耐えられなくなった

 

そうしてN男が再び関東に車で父O男を送りもどすことになった

 

その後、O男の高齢の母R子が九州で逝去した

 

正直、O男よりR子が先に亡くなったことにほっとした   それまでR子はO男にまかせきりだったからである

 

この頃まではO男がまだ元気に見えた