いしがきは残った 二十一 | 鉄分15ポイント増のブログ

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N男はその頃、まだ迷いが残っていた

 

D子とO男との夫婦仲は冷え込んではいたが、離婚に至るまでには至らなかった

 

D子とO男の夫婦仲はN男幼少から既に始まってはいた

 

何度も離婚の危機があった

 

一度は幼少のN男をおいて里に帰った(E男B子宅)こともあったという

 

挙げ連ねたらきりがないので割愛するが、子供の目を通しても決して良好とはいえなかった

 

むろんN男の結婚観に影響が出たのはいうまでもない

 

これは一種の投資と割り切った   つまり新築はD子の駆け込み寺として協力するのだと

 

N男は再び自力で蓄財再開した   守銭奴と思われても致し方ない

 

・・・さて、しばらく、数年を経て・・・D子の協力をG子が拒否し始めた   もとよりD子にG子の面倒を見る事を代行してもらっていたのだ

 

つまらない理由が発端で関係悪化したのだが、N男が無視出来ぬ程に至った

 

ことここに至っては致し方ない

 

事態を放置したわけでも無かったが、遠方の大阪に居てはどうにもならなくなった

 

後ろ髪を引かれる思いで、親に孝養をつくすためという理由で職を辞し、大阪を後にしたのであった