D子は夫O男との間にN男、P男、Q子をもうけた 三子はとても仲がよく生まれてこのかた喧嘩、口論をしたことがない
が、長子N男はG子の養子となった
むろん、図面を描いたのはD子であった かなり周到な計画だった
この時より少しさかのぼった時期に
ある夜、O男宅の一室にて、O男、N男、P男との間で家族会議が行われた D子を除いてである
むろん、O男、P男は反対であった
P男はいう 「兄貴は俺たちを捨てるのか!」
だが、D子の計画に賛同したN男は彼らに向かっていった
「これは●●家(鉄分家)の100年の計である」
後にD子に向かってO男はこういった
「N男は、あそこを死に場所に選んだんだな・・・おまえは俺から何もかも取り上げていった・・・」
父O男には正直申し訳ないと思っている
しかし・・・私がやらねば誰がやるのだ
誰も実現出来ぬから自分がやるのではないか ということなのである