D子はE男が帰還する前から問題を色々と起こしていた
過去のいきさつから過剰な自己防衛の意識が強まっていたのかもしれない 元々自己主張の強い源氏の末裔の血である
D子は姉H子、妹I子、J子としばしば軋轢をきたしたことは既に述べた
普通に考えて、H子たちの視点からみれば突然に加わった生意気なD子の態度がいちいちしゃくにさわるのもうなづける
とりわけD子はH子に対して対抗意識があったこともひとつといえようし、歳が各姉妹とも接近していた
また素直ではないD子に対してE男は厳しく接した
この子らの母B子は孤立していたD子に向かってこういったという
「Dちゃんがいけないことをするたびに私の寿命が縮まりますように・・・」
「おかあちゃんはね・・・裏表のある子は嫌いだよ」
流石にこれは・・・D子にはひどく堪えたようだった
なんとかしてこのひどくひねくれた根性を直さなくてはならないと思ったことだろう・・・E男が厳しくしても直らないこの性格・・・
しかし・・・D子は、その直後から改心したがごとく、B子の寵愛を得ようと「真面目に」手伝いに励んだ
B子は体が弱かったからである
その後更にL子が生まれた このL子はD子が養女から戻った後に生まれた妹である
D子はこのL子を溺愛した
この感情は今もなお続いている