運命とは誠に不思議なものと思わざるを得ない・・・
もし、その知人がもう少しその橋を通りかかるのが遅れてでもいたら・・・恐らくD子は助からなかった
だとすれば、この私もこの世に現れることもなかった
なんとも・・・筆が重くなる・・・なのに、なにやら上から降臨してくるのだろうか・・・書けと・・・
D子は言い様のない恐怖に包まれながらどうして良いのかわからなかった・・・が、継母F子の姿は見えなかった
D子が我に返るとE男が現れた
E男は静かに云った「・・・おじさんのところにくるかね・・・」
「・・・でも・・・おかあちゃんにしかられるもん・・・」
「おかあちゃんにはおじさんがいっといてあげるから・・・おじさんのところへおいで・・・」
云うがいなやD子はぴゃーっと一目散にE男宅へかけだした