心音~コロナ~

心音~コロナ~

ただ気の向くままに綴る
心の傾きと日々の色々

少し暗め。

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大なり小なり
誰かの為に、自分の為に
人は隠し、嘘をつき

それが作り出す溝に
人は推測を流し込み
固める事で真実の形を完成させる。

誤解と言う名前の
歪な像ができあがる。


ときにその作業が
実際よりも美しい誤解を作り出す事はあるけれど
間違えば
なんとも醜く見るに耐えない形状になる。
そして
人はその耐え難い真実に別れを告げる。



常に美しい形状を保つのは
人間関係の真理であり理想。
つまり
不可能なんだろう。

どうすればいいのかが分かっていれば
初めからそうしたはずだ。



でもきっと
大切な事はすごく簡単で


それは
音楽にも通じるものかも知れないと思った。





さぁ
そろそろ動き出さなきゃ。
予想通りの終幕。


結局、別離以外に選択肢なんてなかった。
僕はただ抗っただけ。

知ってるさ、そのくらい。



いつから・・・いや、きっと初めから
そのシナリオを辿っただけ。
誰かの作った
三流の台本どおりの1年間だった。


最後まで
彼女の口からその言葉は聞けなかった。
「愛してる」
たったそれだけが
2年半で、たったの一度も。



愛する故の選択か
それとも
最初から愛されてなどいなかったのか

どちらか知らないけど
もうどっちでもいい。
どちらにせよ、結果は同じ。



誰に何を言われても
もう言い返すつもりもない。

だから
もう誰とも話したくない。







公園を歩きながら
いつしか部屋から眺めて思い描いた風景を思った。


意味もなく持ってきたわけじゃない

捨てずに持ってきたグローブとボールで
いつか
君と一緒にキャッチボールをしたかったんだ。
自分が親父にしてもらった
数少ない、些細だけれど大切な思い出のように。

桜の舞う中で
一生懸命ボールを追いかける君を見たかった。




いつか親父に言われたね
「自分の為の人生は、どこまで行っても空しいものだぞ」って。

うん・・・知ってるよ。


でもね
誰かの為に生きようと無理をする僕は、決まって別れを告げられるんだ

「あなたらしく生きて」

そんな言葉だけ置き去りにして。





東京に戻って
もう一度ゼロから、仕切りなおして頑張って
必ず
もう一度3人で一緒に暮らすんだって
その時はちゃんと、盛大に結婚式をするんだって


子供じみた空想だったかな
馬鹿らしい妄想だったかな
都合の良すぎる夢物語だったかな



僕は、本気だった。







昔、誰かに言われた

「お前はさ、きっと『外道』なんだね」って。


あぁ
今ならもう否定はしないし、はっきりわかる。



僕は、道を外れてる。


家族を幸せに導く事もできず、愛し信じられる事すら叶わなかった。








だけどね



それでも本当に





愛していたんだ。愛されたかったんだ。

















「お前の帰る場所なんてないよ」
そう
誰かに言われた。




うん
それならいっそ、このまま消えてしまおうか。





少しだけ、疲れた。
疲れた心


渇望だけの毎日に


いつしか
口を閉ざしてしまう。




音楽もない

仲間もいない


自分という人間が

このまま消えてしまうような

そんな不安を抱え続けて




限界なんて

とっくの昔に通り過ぎた気がする。





色褪せていく

約束と面影




嫌だ


と、歯を食いしばりながら

それでも

時間だけが通り過ぎる。





灯火を

消そうとする風を睨みつけ

出口のない

暗い道を歩いてる。




なぜ

おれは一人なんだろう。