医療介護CBニュースに以下の記事が掲載されていました。
厚生労働省はこのほど、2007年度の「老人医療費の特性」についてのリポートを公表した。老人1人当たりの医療費は87万円で、前年度から3.8万円増加し、老人以外の1人当たり医療費の4.8倍となっている。
07年度の老人1人当たり医療費は、03年度の75.3万円と比べると4年間で11.7万円アップしている。厚労省は理由として、02年10月以降、老人医療の受給対象者が70歳から段階的に引き上げられ、07年10月から75歳以上となり、より医療を必要とする年齢層が対象となったほか、医療の高度化により医療費が増加したことなどを挙げている。
以前まで私は、高齢になれば食べる量もそれ程多くないだろうし、きっと住宅ローンも終わっているだろうし、若い頃に比べてお金はかからないんじゃないかと思っていたのですが、どうやら違うようです。高齢になると、若い頃とは全く違うところでお金が必要になってきて、まさにこの医療費はその大きな部分を占めているのでしょうね。老人一人当たりで87万円、これは老人以外の医療費の4.8倍だとか。日本は長寿の国で、長生きできることは嬉しいのですが、その分、医療費がかかってしまうのは大きな悩みですね。医療が高度化して医療費が増加しているのも、医療費の増大に関与しているそうです。医療の高度化と言う嬉しい半面、それが費用に転じてくるのは、結構キツイですよね。高齢になると、若い頃では徒歩や自転車を移動手段として使っていたものが、体力的に無理になってタクシーを使ったり、若い頃のように安いスーパーへ行って特売品を買って節約したりって事がどんどん出来なくなってくるようです。惣菜物を買ったりすると、毎日続くと結構高くつきますよね。長生きするにも、お金がかかる時代なのですね。