以下日経ネットの一部抜粋です。
厚生労働省は16日、2011年度をメドに実用化を目指す「社会保障カード」の基本計画案を公表した。年金手帳と健康保険証、介護保険証の機能を1枚に集約し、市町村が国民全員に配る。カードを使えば、個人が自宅のパソコンから自分の年金記録や特定検診の結果を閲覧できるようにする。他の電子行政サービスとの一体化を検討し、住民票取得などの行政手続きにも用途を広げる。「社会保障番号」の導入は先送りした。
計画案ではパソコンのカード読み取り機を使って、自分の年金記録や医療機関に通った際の診療報酬明細などを閲覧できるようにする。政府が 10年代前半の実現を目指す「電子私書箱」など他の電子行政サービスと一体化し、パソコンから住民票や戸籍謄本の取得申請などの行政手続きもできるよう検討する。
今私達は健康保険証、年金手帳、介護保険証を持っている人ならば別に介護保険証を持っていると思います。こういった社会保障に関するものは、バラバラとあると割と保管や管理が面倒だったりするものですが、これが一枚のカードに集約されるそうです。以前は健康保険証も今のカードとは違い、紙で出来た見開きの物であり、ちょっと保管しずらい感じはありましたが、カードになってお財布に入れることが出来、私はとても使いやすくなったと思っています。このように、ちょっとずつ使い勝手を考えて変わっていく事は良いと思います。またそのカード情報から、パソコンを通して自分の年金記録を見ることが出来たり、医療機関にかかったならばその際の診療報酬明細書までも見ることが出来るようになるようです。また、他の行政サービスとも連動して、住民票・戸籍謄本の取得申請も出来るようになるとか。これは忙しい人たちにとって見ると、とてもありがたいシステムでもあります。でもここで問題点が一つ。パソコンを使えないお年よりは、こう言った電子サービスを利用できないと言う事です。お年寄りの中には、今のカードの保険証よりも昔ながらの紙の保険証の方が良いという声もあるようです。パソコン・インターネットが普及されていく今後、様々な便利なサービスは、お年寄りにとって見ると、便利でないサービスである場合がきっと多いのでしょうね。