日系ネットに以下の記事が掲載されていました。


介護大手のニチイ学館は家事代行サービスを始めた。ニチイのスタッフが顧客宅に出向き、掃除や洗濯などのサービスを提供する。主力の介護事業は介護保険の改正で収益が左右されるため、訪問介護事業で手掛けている掃除や調理などのノウハウを生かして保険外の事業を強化、経営基盤の安定につなげる。
 掃除や洗濯、調理などを請け負うほか、通院中の身の回りの世話にも対応する。共働きや単身赴任、高齢者の世帯からの需要を見込む。関西地方で試験的に提供したところ好評だったため、全国で事業を行うことを決めた。


共働き世帯の増加や高齢化社会といった今の時代に即した事業がどんどん増えて行っています。介護大手のニチイ学館が家事代行事業の展開を始めました。掃除、洗濯、調理などの家事代行に加えて、通院中の身の回りの世話まで行なってくれるのは、介護に関するノウハウを持っているからこそ出来る事なのでしょう。
昔だったら考えられないようなことが今はビジネスになっています。家事代行もそうですが、介護もまさにその一つです。以前に介護に関するアンケートが行なわれた際に、次のような結果が出ていました。介護を誰にされたいかという問いに対して、多くは家族以外の誰かと回答していました。今の時代、そうなのかもしれません。介護をされる方も、家族からの介護は色々と思うところが多いのでしょう。他人のほうが気持ちが楽なのかもしれません。そして介護をするほうにも限界があります。人によっては、介護は絶対に家族がするものだと思っているかもしれませんが、様々なサービスを利用して介護を行なうほうが、両者とも精神的な健康が保たれるのではないでしょうか。