以前日経ネットに以下の記事が掲載されていました。
日産自動車の子会社で特殊車製造のオーテックジャパン(神奈川県茅ケ崎市、吉田衛社長)は30日、福祉車両向け新型昇降シートを開発したと発表した。素早くシートを昇降させることができるなど使い勝手を高めた。来月に発売予定の小型車「キューブ」の福祉車両から搭載を始める。
昇降シートは90度回転させたシートが車外に出てきて、乗り降りをしやすくするための装置だ。今回開発した新型では、乗る前や降りた後に、シートを出し入れする時間を従来より約2割短縮した。
高齢化社会に伴い、自動車会社も時代に即した自動車の開発をどんどん取り組んでいるようです。
日産自動車の子会社が、90度回転できる昇降シートを取り付け、車外にシートが出てくることで、高齢者や体の不自由な人の乗り降りを手助けしてくれる自動車を開発しました。
日産系だけでなく、ダイハツタントも福祉車両を出しています。
トヨタ自動車はミニバン「ヴォクシー」の福祉車両(ウェルキャブ)の特別仕様車を発売したそうです。ヴォクシーと言うとスタイリッシュなイメージの車ですが、その車で福祉車両とは意外でした。外装に工夫をしていて、ドアミラーにめっき処理を施すなど、福祉車両と言えども、スポーティーな印象を与えるようにしているようです。
またトヨタ自動車は、全国のトヨタレンタリース店の福祉車両を大幅に増やしているそうです。
料金は標準的な車と同じようですが、身体障害者手帳を出すと10%割引が受けられるようです。
高齢化社会に伴い、バリアフリー施設も増えていますし、企業も様々な取り組みを行っているようなので、高齢者や体が不自由な人にとってもどんどん住みやすい日本になってくれると嬉しいものです。