日経ネットに以下の記事が掲載されていました
妊婦の受け入れ拒否問題を受け、財務省は22日、2009年度予算の「重要課題推進枠(重点枠)」で、救急、産科医療の拡充のための費用などとして計304億円を厚生労働省などに新たに内示した。厚労省所管分227億円のほか、文部科学省に対する新生児集中治療室(NICU)整備費用17億円など。救急医の手当や地域周産期母子医療センターの運営に対する財政支援に充てる。
厚労省は重い脳障害を起こした妊婦が各地で受け入れを拒否され、死亡したり、重い後遺症が残ったりするケースが続発していることを受けて、産科・救急医療体制の整備を重点的に進めている。
あなたの街の医療機関を充実させるとするならば、どこに重点を置いてもらいたいと思いますか。
私の周辺や、私が利用する医療機関で考えてみると、歯科クリニックは沢山あるし、風邪を引いたときの行きつけの内科もあります。小児科や産婦人科は数も少なく、待ち時間も非常に長いけれども行くところがないわけではありません。普段ちょっとした病気で診てもらう医療機関は、車を使う距離で待ち時間も長いけれども、きちんとあります。
では、何を拡充して貰いたいか。
そう考えたときに、やっぱり何かあった時に、きちんと診てもらえる医療機関を充実してもらいたいと思います。
子供が夜中に原因不明の熱を出したときに、主人が急に倒れたときに、妊娠中ならば急に激しい頭痛や腹痛が起こったときに、そんな時にすぐに対応してくれる医療機関を充実してもらいたい。だってそんな時というのは、めったにはないけれども、起こったときには緊急を要する場合でしょうから。
産科・救急医療拡充のために、国から対策が示されました。この予算規模が大きいのか小さいのか解りませんが、まずは何らかの対策を講じてくれるのです。産科・救急医療が安心して受けられる日本に早くなって欲しいものです。