2014年度版「中学生でも解ける大学入試問題(数学)」その12
ようやく春期講習が終わり,時間をコントロールできる日々が戻ってきました。
国立大学(前期)の入試問題の中から,今回は2014年度広島大学(文系)大問5の確率を紹介します。
正六角形の頂点を反時計回りにP1,P2,P3,P4,P5,P6とする。1個のサイコロを2回投げて,出た目を順にJ,Kとする。次の問いに答えよ。
(1)P1,PJ,PKが異なる3点となる確率を求めよ。
(2)P1,PJ,PKが正三角形の3頂点となる確率を求めよ。
(3)P1,PJ,PKが直角三角形の3頂点となる確率を求めよ。
高校入試で出題されるレベルの超パターン問題。中学生であっても落とせない問題ばかりです。
(1)Jは1以外,Kは1とJの値以外であればOK。
求める確率は,5/6×4/6=5/9
(2)P1,P3,P5でできる正三角形について考える。
Jは3か5のいずれか,KはJの値以外であればOK。
求める確率は,2/6×1/6=1/18
(3)①J,Kが4と2・3・5・6の場合。JとKのどちらが4かを区別して,2×4=8(通り)
②J・Kが「2と5」「3と6」の場合。2×2=4(通り)
求める確率は,(8+4)/36=1/3
何度も書いているように,確率に関しては高校入試と大学入試の境目があいまいになっています。期待値が数学Aからはずれたことにより,その傾向は今後顕著になります(条件付き確率だけが中学生にとって未習と考えて可)。
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したがって,中高一貫校に通う中学生や,難関高校入試を考えている中学生にとっては,「学校で学習するレベル」に終始せず最初からゴールを意識した勉強が必要です。