2014年度版「中学生でも解ける大学入試問題(数学)」その8 | 次世代を担う子供たちの現在そして未来

2014年度版「中学生でも解ける大学入試問題(数学)」その8

 2014年慶應義塾大学看護医療学部(一次)からの紹介は今回が最後。大問3を紹介します。


 それぞれK,E,I,Oという文字の書かれた4枚のカードがある。その中から無作為に1枚のカードを取り出し,文字を確認してからカードを元に戻すことを4回繰り返す。


(1)1回目と2回目に取り出すカードの文字が異なる確率を求めよ。

(2)3回目までに取り出すカードの文字がすべて異なる確率を求めよ。

(3)4回目までに,Kと書かれたカードを2回,Oと書かれたカードを2回取り出す確率を求めよ。

(4)4回目までに取り出すカードの文字が2種類である確率を求めよ。


(5)には期待値の問題がありますが今回は省略しています。それでは解答・解説に進みましょう。


(1)2回目に取り出すカードが1回目と異なればよいので,3/4


(2)3回の文字の選び方は,4^3=64(通り)。このうち,3回目までの文字がすべて異なる取り出し方は,4P3=24(通り)あるので,

求める確率は24/64=3/8


(3)4回の文字の選び方は,4^4=256(通り)。Kを2回Oを2回取り出すとき,その取り出し方は4C2=6(通り)。よって,求める確率は6/256=3/128


(4)選んだ回数が「2回・2回」の場合 取り出す2文字の選び方が4C2=6(通り)あり,その4文字を1回目~4回目にあてはめる場合の数が4C2=6(通り)。よって,6×6=36(通り)

選んだ回数が「3回・1回」の場合 取り出す2文字の選び方が4P2=12(通り)あり,その4文字を1回目~4回目にあてはめる場合の数が4C1=4(通り) よって,12×4=48(通り)

 したがって,求める確率は,36+48/256=21/64


 中学生の場合,(4)の作業をミスしがちです。取り出す2文字の選び方をCで考える場合とPで考える場合が混在しますから,その理由をしっかり確認しておく必要があります。