「こわれた数学」とはこんな状態のことを指す(1) | 次世代を担う子供たちの現在そして未来

「こわれた数学」とはこんな状態のことを指す(1)

 今日は高1に授業。このクラスは「数学が苦手」な生徒たちが集まっている。

 

まず状況を調べるために解かせたのがこんな問題。


 かき,みかん,りんごの3種類の果物の中から8個を買うとき,次のような買い方は何通りあるか。


(1)買わない果物があってもよい場合

(2)どの果物も少なくとも1個は買う場合


 中学受験でも高校受験でも扱う定番。高校生としての解き方(Cを用いてテクニカルに解く)はあるけれど,それを覚えていたり理解できているのであれば,そもそもこのクラスに居ることはない。ちなみに,この問題は気合と根性さえあれば,普通に数えて終わる。



 こわれていない生徒の場合だと,

 1回習ったけど忘れた。いいや,気合いで全部数えてしまえ

 となる。


 これがこわれている生徒の場合だと,

 1回習ったけど忘れた。思い出せないので説明されるまでじっと待ってよう

 となる。


 この差はどこから生じるのか。


 それは「面倒くさい」と感じることに対する自己管理の習慣


 からだ。 面倒くさい→工夫しよう ではなく 面倒くさい→思考停止 なんだよね。



 これは,中学時代に通っていたであろう塾の責任が大きい。


 考えるな! 解法を覚えて反射的に解け!


 という感じの指導をしているところも多いからね。(つづく)