2013年度版「中学生でも解ける大学入試問題(数学)」その9 | 次世代を担う子供たちの現在そして未来

2013年度版「中学生でも解ける大学入試問題(数学)」その9

第9弾は,再び千葉大学です。大問4に確率の問題が出ています。


1から9までの番号をつけた9枚のカードがある。これらを無作為に1列に並べる試行を行う。


(1)下記の条件(A)が成り立つ確率を求めよ。

(2)下記の条件(B)が成り立つ確率を求めよ。

(3)条件(A),(B)が同時に成り立つ確率を求めよ。


ただし,条件(A),(B)は次のとおりである。

(A)番号1のカードと番号2のカードは隣り合わない。

(B)番号8のカードと番号9のカードの間には,ちょうど1枚のカードがある。


それでは考え方を記していきます。

(1),(2)は基本通りに解き,(3)に十分な時間を取りましょう。ベン図を描いてみると処理方法が見えてくるのではないでしょうか。


9枚のカードの並べ方は全部で9!通りあり,これらはすべて同様に確からしい。


(1)余事象の考え方を用いるのが定石でしょう。

1と2のカードを合わせて1枚と考え,全部で8枚のカードを並べる。ただし,1・2の順と2・1の順があるので,その並べ方は,2×8!通り。 

よって,求める確率は,1-(2×8!)/9!=7/9


(2)8と9の間に入る数字をKとし,8・K・9のカードを合わせて1枚と考え,全部で7枚のカードを並べる。ただし,8・K・9の順と9・K・8の順があり,Kに入るカードが7通りあるので,その並べ方は,2×7×7!通り。 

よって,求める確率は, (2×7×7!)/9!=(2×7)/9×8=7/36


(3) (2)で求めた条件から,「1・2が続く場合」を除けばよい。

 (2)にKに1,2以外の数字が入る場合(Kに入る数字は5通り)を考える。

8・K・9と1・2をそれぞれ1枚と考え,全部で6枚のカードを並べる(並べ方は6!通り)

 その並べ方は,2×2×5×6!通りだから,この場合の確率は,

  (2×2×5×6!)/9!=5/126


よって,求める確率は,7/36-5/126=13/84


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