中学生に書かせた冬休みの作文 | 次世代を担う子供たちの現在そして未来

中学生に書かせた冬休みの作文

鹿児島の中学生に「冬休みの宿題」として作文を書いてもらいました。

タイトルは,


今から50年の間に起こる交通手段の変化と,それが人々の生活に与える影響を想像して書け


というものです。



関係者の中にはピンときた人もいるかもしれませんね。これは,


2008年東京大学の入試問題です。ただし英語の。



もちろん,中学生に英語で書かせるには無理があるので,国語の先生にお願いして「国語の宿題」にしたのです。



 彼らが書いた内容をみると,「交通手段の変化」については全員が書くものの,「人々に与える影響」まで書ききれない生徒がけっこう存在しました。ただの未来予想に終わっている作文ではちょっといただけませんね。


 交通手段については,「50年後もほとんど変わらない」という現実路線の生徒と,「劇的に変わる」という生徒に分かれました。とはいっても,「ガソリンを使わなくなる」とか「新幹線がもっと速くなる」といったレベルのものが多かったですが。


 目を引いたのが,「交通事故がなくなる」「高齢者の生活をサポートできる乗り物ができる」「道路の概念がなくなる(空飛ぶ車)」「徒歩が見直され,江戸時代に戻る」など。これらは,キチンと「人々に与える影響」まで言及できていました。


 タケコプターとかどこでもドアについては,ほとんど誰も書いてきませんでした。皆ちょっと真面目過ぎ・・・。



 とにかく英文(50~60語)で書けるかどうかの前に,日本語でしっかり書けなければ話になりません。日本語で書くだけならば,中学生だって小学生だってチャレンジはできるわけで・・・。今度入学してくる新中1にも書いてもらうつもりです。


 作文を読んでみて,ちょっと残念でした。今から50年後の交通手段を開発するのは,まさに今の中学生の世代。彼らが30年後・40年後に開発したものが実用化されて50年後を迎えるわけですから。彼ら自身に「こんなものが出来たらいいなぁ」といった夢がなければ,そりゃ実用化なんてされるわけがありませんね。それだけ今の生活に不便を感じていないのかもしれませんが・・・。



「勉強しろ」と言うばかりで「夢を見させる」ことを怠ってきたのかな,と少々反省しています。


このあたりのことを,2月の保護者会で話すつもりです。