ついに、ここまで・・・
塾講師招き「正月特訓」 サピックスが東京・両国中で
2008年10月19日8時36分 朝日新聞
東京都墨田区立両国中学校は12月28日から1月3日までの元日を除く6日間、3年生を対象に、校内で民間の進学塾による受験対策講習を開くことを決めた。学校側は「だらけがちな年末年始だからこそ必死で勉強する体験をしてほしい」といい、この講習を「正月特訓」と呼んでいる。
公立校での民間塾の学習指導は東京都杉並区立和田中学の「夜スペ」が話題になったが、学力向上に向けた保護者の希望が高まるなか、動きは一層加速している。
両国中によると、「正月特訓」は希望者を対象とし、期間中は連日朝から夕方まで6時間程度実施。「都立5教科」「私立3教科」のコースに分けた上、習熟度別にもクラス分けする。講習が終わった翌4日には、学力の定着具合をみるテストも実施する。
講師を派遣するのは「夜スペ」と同じ、首都圏で進学塾を展開する「サピックス」で、両国中側から話をもちかけて実現したという。料金は2万4千円、1コマ(90分)当たりでは1千円で、塾本体に比べれば「格安」だという。
同中の進路指導担当の宮下みどり教諭は「友達と一緒に受験勉強をして、支え合う気持ちも育ってほしい」。小川崇校長は「学力向上のため民間の活力を生かすことも必要だ。教える中身については学校の教員と塾講師で協力して検討する。教員にも勉強になるだろう」と話す。
「正月特訓」の実施について、同中は18日の進学説明会で公表した。保護者の中には「学校でやるのに、なぜ学校の先生ではないの?」と戸惑う人もいた。
下世話な話をすると、学校側の
>だらけがちな年末年始だからこそ必死で勉強する体験をしてほしい
という願いを実現するためには、元旦を休みにしたらダメだよ。
サピックスは元旦休みだけど、早稲アカは元旦も授業がある。この違いはけっこう大きくて、「数々の誘惑に打ち勝って、元旦に自分で勉強できるか」という、受験生にとって大きなテーマを含んでいる(と思う)。
前にも書いたが、サピックスのスタイルは「公立中学と真逆」であって、
普通の生徒は、元旦なんて遊んでいるか勉強をやらされているかだよ。でも君達は自分でできるよね。
が基本線。早稲アカは
自分だけだと誘惑に負けてしまうから、元旦も塾で勉強しよう
というスタンス。
「どちらがよいか」は人それぞれなのだが、少なくとも年末年始にダラけてしまう受験生の集団であるならば、元旦も朝から授業をやるシステムにしたほうがよい。そのほうが「親の精神衛生状態」は良好に保たれる。
元旦に授業がなければ、「明日は休みだから」ということで19時頃からTVとメールにあけくれ、年越しのタイミングにあわせて友達同士集まって初詣へ→明け方帰ってきて、元旦は昼過ぎまで爆睡
なんてことも考えられる。親にしてみれば「あんな高い金払って正月特訓に行かせたのに、結局グダグダして!」と、新年早々イライラのスタートかも。