この夏の発見 | 次世代を担う子供たちの現在そして未来

この夏の発見

 今日で公務員講座の授業が終わりました。


先週の木・金、そして昨日・今日と1泊2日の2セットで計4日、茨城の大学で授業。先週の群馬の分とあわせて計6日、自分の中では久しぶりに「アウェーに乗り込んで試合する」ような感覚で授業をしてきました。


この6日間は色々な意味で発見が多く、「やってよかった」と思えるものでした・・・。おいおいその内容が紹介できればいいな、と考えています。



とりあえず、今日の発見について備忘録代わりに書いておこうと思います。それは、


彼らの文章題アレルギーがいかに深刻か


ということ。茨城の大学では木・金と反応がよく、「これはいけるかも」と期待していたのですが、月曜に「文章題」のテーマに入ったとたん、


学生たちの熱がスッーとひいていく


様子が本当にはっきりわかりました(泣)。

見る見るうちに、学生達の目が曇っていくわけです。


それでは私も面白くないので、彼らのアレルギーの根本を探りたいなぁと、色々調査をしてみました。




で、今日一つの発見をしました。こんな問題を解いたとき・・・、


ある電車が、長さ690mの鉄橋を渡りはじめてから渡り終わるまでに35秒かかった。また、この電車が、同じ速さで長さ2610mのトンネルに完全に入ってから、先頭がトンネルを出始まるまでに115秒かかった。電車の長さと電車の速さを求めよ


 我々の感覚だと、「文章題攻略の第1歩は視覚化」であり、題意をよみとりながら実際に鉄橋やトンネルの絵を描いてみればよいと考える。


ところが、今日の大学生に対して実際に絵を描いてみせ、説明した後に、


中学生のときにこういう絵を描いたことがある人?


と挙手させたら、なんと60名以上の在籍者に対してわずか4人。



それじゃあ出来るようになるはずない



わけです。「なるほど」と思って、自宅に戻ってから公務員試験対策の問題集を見てみれば


長さa、速さvの電車が、長さl(エル)の鉄橋にさしかかってから渡り終わるまでの時間をtとすると、a+l(エル)=vt である


と、公式がドカンと掲載されていてそれを用いて解く問題が数問。


中学生用の問題集にも、


通過時間=(鉄橋の長さ+電車の長さ)÷(電車の速さ)


なんて公式が載っているものがある。私は今までにこんな公式教えたことはない(笑)。



たぶん彼らはずっと、「このタイプにはこの公式」という1対1対応の暗記をずっとずっと続けてきたのだろうなと思います。そして大学生になった今でも、その勉強法がついてまわっている。


久しぶりに解くので公式なんて覚えているはずがない。

中学生のときにわけもわからず暗記し解かされてきたのでいい思い出がない。


そりゃあ、目が曇るのは理解できる(笑)。


「公式なんて覚えなくても絵を描けば解ける、しかも忘れない」


こんなアプローチをされて、彼らはビックリしたと思いますよ。「絵を描いたことがない」と言われて私もビックリしたけど。