兎のなんでも日和 -8ページ目

兎のなんでも日和

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『神に護られた島』が遠くなっていく。珊瑚は勢いで琥珀についてきたが、心は不安でいっぱいになる。


『カリーも連れてきたらよかったかな?』


「珊瑚、きみ来て良かったの?」


珊瑚は、不安な心を払いのけ琥珀の腕に絡み付く。そして、にっこりと琥珀に微笑む。


琥珀は、美しい少女珊瑚を連れて都市に向かう。


ミラクルペイント
OSTER project feat.初音ミク


夕焼けのキャンパスに
ワインレッドの夕日を
見送った 帰り道
あなたのハートは
もう私のこと描いてるのかな


今夜は 時間もたっぷりあるから
あなただけの 私でいてあげるよ
ゆっくりと深呼吸して 見つめ合ったら


始まるよ


miracle painting
キセキのshow time
魔法の一筆で 夢中にさせて
爪の先まで全て あなた色に染めて

お気に入りのドレスに
星空のライムライト浴びながら
得意げに 踊るつま先を
必死に見つめるあなた 嬉しそう


今夜はいつもより ロマンチックに
ブルーの瞳に 粉雪のハイライト
ぎゅっと抱き寄せて
恋のレイヤー重ねたら


動き出す

miracle painting
キセキのロマンス
魔法の一筆に 愛をこめて
髪の先まで全て あなただけのものよ

今宵はあなたと 幾つの夢を数えたかな
溢れる思いは
数え切れない 伝え切れない
言い尽くせない まだまだ足りない


だから まだ終わらないで


miracle painting
キセキのshow time
魔法の一筆に もう夢中よ
もっともっと頂戴 私だけの色を


終わらないで miracle painting
魅惑のテクニック
仕上げはまだ ちょっと待っていてね
あなたに伝えるから 心からの


I love you!


つづく


「さぁ、早めに、この島から出ていくんじゃな。都市で翡翠が待っているんじゃろ?」


オオダコのオババは、琥珀を促す。そして琥珀は、その言葉に頷き船へむかう。珊瑚は、琥珀をゆっくりと追いかけた。


「珊瑚!!」


カリーは、珊瑚を呼び止めようとしたが、オオダコのオババがカリーに言う。


「心配じゃろうが、都市に行かせてやるんじゃ、あの子のしたいように、そしてこの恋がみのるのか見守るしかないのじゃ」


琥珀と珊瑚は、船に乗り、カリーとオオダコのオババに手を振り都市に帰っていく。


outro~タイムリミット-Endless-~
Noth-T feat.初音ミク


小さなときめき 溢れた願い
私を動かす 気持ちという汗 心という愛
言葉の魔法よ あなたに届け
天より高く 残された時間に思いをこめて


ちょっと待って! 私とあなたに捧げる
築いた繋がり 離れ行く距離
忘れないように 近くでそっと呟く


タイムリミット 終わらないの
あなたの記憶に残してください
私という小さな存在


タイムリミット ありがとう
またあなたに会えると願う
「信じてる...」 いつかまた私を見てほしい
あなただけに


つづく





「父親の瑪瑙にも逢いたかったが、残念じゃ・・・」


「父は、僕が小さい頃、亡くなってしまっている事も知っているんだね。今度は、母さんの命が燃え尽きようとしている。だから、奇跡の花を求めてこの『神に護られた島』をめざした」


オオダコのオババは、ため息をつく。


「残念だが、その花は存在しないんじゃ。人間が創った空想の花じゃよ」


「じゃあ、僕は、母さんが死ぬのを黙ってみてるしかない?」


小さな小鬢をオオダコのオババは、琥珀に差し出す。


「お前だから、『月の雫』を渡すよ。これを飲ませれば、翡翠の命は助かるだろう。持っていくんじゃな」


「これは?」


「『月の雫』とは『人魚の命』だよ。命は命でしか救えないんじゃ」


オオダコのオババは、悲しそうに言う。


珊瑚とカリーは、二人の会話を静かに聞いていた。


つづく