兎のなんでも日和 -6ページ目

兎のなんでも日和

ブログの説明を入力します。



突然家の扉が開いて、珊瑚が飛び出してきて、琥珀に抱き着く。


「琥珀・・・責任とりなさいよ」


「せっ、責任て?!何もやましい事してないよ」


「琥珀、何を言っているの?その責任じゃないわよ。島から連れ出してきちゃって、しかも、珊瑚ちゃん琥珀にぞっこんじゃないの」


「そう、珊瑚は、僕にぞっこんで・・・て、え?母さん今、何て言った」


「責任とりなさいよ」


「嫌、そのあと・・・」


「ぞっこんで」


「その間!!」


「珊瑚ちゃん・・・どうしたの琥珀?」


「・・・珊瑚がわかるの?」


「そりゃ、わかるわよ。あの島から、都市に来るまで住んでいたんだから、可愛い赤ちゃんだった、珊瑚ちゃんが、こんなに美人になるなんて~しかも・・・」


翡翠は、人間の姿になった珊瑚の為に、何も知らない琥珀に言うのをやめた。


「しかも?何?・・・でも母さん。元気になるとハキハキ言うね」


「そりゃそうよ。病気になったら、辛くて話す処じゃないわよ」



翡翠と珊瑚は、意気投合して仲良く家の中に入って行く。


「女性って、わけわからない」


頭を抱える琥珀。女性と言えば、瑠璃の事がふと浮かんだ。


つづく


瑠璃は、車中黙っていた。琥珀の家についたので、二人は、降りる。


「瑠璃さん、ありがとう。また、明日・・・」


「・・・」


瑠璃は、琥珀を無視して、母親の翡翠に、会釈する。そのまま、車を走らせて帰っていった。


「琥珀は、モテるのね。瑠璃さんヤキモチやいてる。やっぱり、お父さんに似たのかしら?」


「母さん・・・」


琥珀は、困ったように頭をかく。


つづく


よく朝。母親の入院している病院から電話があり、もう命の危険はないということで退院になる。


病室で、退院のしたくをしていると、医師がひつこく昨日の事を聞いてきたが、無言のままでいた。


なぜなら、『神に護られた島』は、昔人間と暮らしていたのだが、人間により人魚の命が、不治の病を治すという事で乱獲にあい、今は、一人ぼっちの人魚しかいないと、オオダコのオババから、カリーと珊瑚には内緒で聞いたのだった。


オオダコのオババとの約束。この事は、秘密という事。


琥珀と母親は、医師にお辞儀をして、瑠璃の車に乗りこんだ。


つづく