兎のなんでも日和 -5ページ目

兎のなんでも日和

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「お父さん、琥珀くんお帰りなさい」


いつもの瑠璃に戻っていたので、琥珀は、ホッと一息つき、船から降りて瑠璃の横を通った瞬間。腕をつかまれる。


「瑠璃さん?」


瑠璃は、小悪魔な微笑みを琥珀にして、親父さんに宣言した。


「お父さん、私達付き合う事にしたの、許してくれる?」


《え?》


親父さんと琥珀は、突然の瑠璃の発言にビックリする。


「ちょっ!?瑠璃さん?」


面食らっていた親父さんは、喜んだ。


「許すも何も、ピッタリなカップルじゃないか」


親父さんは、これはめでたいと公認カップルになりそうになったが、琥珀は、自分の中途半端な気持ちで、付き合う事は、出来ないと瑠璃の腕を優しく離す。


「瑠璃さん」


真剣な眼差しの琥珀に、瑠璃は、眉間に眉を寄せて、一瞬泣きそうな表情をする。


「なっなーんてね」


明るく、冗談だと親父さんに言う。


「なんだ、瑠璃?せっかく喜んだのに、親をからかうな」


「親父さん、すいません」


「琥珀が、謝る事はないだろ?瑠璃、焦らなくてもいいじゃないか、琥珀の気持ちくんでやれ」


「お父さん・・・」


瑠璃は、シュンとしてしまう。


つづく


琥珀が、漁に行っている間に、母翡翠は、珊瑚に静かに言う。


「珊瑚ちゃん、おばさん瑠璃さんには、悪いけど、珊瑚ちゃんを応援するからね」


『ありがとうございます』


珊瑚は、嬉しそうに大きく頷く。


その頃、琥珀は船の上でくしゃみをしていた。


「どうした琥珀?誰かに噂されてるんじゃないか?」


「思い当たる人がいるような・・・」


「そういえば、昨日。瑠璃落ち込んでいたな。琥珀なにかあったか知ってるか?」


琥珀は、思わず硬直する。

「さ、さぁ・・・」


「歯になんか挟まった返事だな?!」


アハハハッと琥珀は、引き攣り笑いをする。そして、船が、都市の船着き場に戻ってくると、瑠璃が待っていた。


つづく


琥珀に、瑠璃のストレートな気持ちは、伝わっていたし、琥珀も、瑠璃が好きだ。でも、珊瑚に出会ってから、この気持ちが二人の女性の間で揺らいでしまっている。


瑠璃は、自分の部屋に行きベットの枕に、顔を埋めた。


『何よ!琥珀くんたら、私の気持ち知っていて、あの子(珊瑚)がきてから三角関係になるなんて信じられない!』


恋は戦争
supercell feat.初音ミク


もう行き場がないわ
この恋の熱量


灰色の雲 モノクロの喧騒


日差しはかげり
夕暮れは色を変えていく


世界がにじんで
それでも好きでいられるかなんて
わかってる けどどうすればいいの
どうしたら どうすれば
バカだな・・・ わたし


始めるのよ これは戦争
嬉しそうなキミをみるなんて!
切なる恋 それは罪
見せてあげる わたしの想いを


叫んでみたメガホンは壊れてたの
どれだけ背伸びしたって
君の視界に入れない


嗚呼、いつの間にか晴れた空
全然似合わない
気持ちが抑えられなくて
どうしたら どうすれば


泣いてなんか
ないんだからね


大好き


たたかうのよ ハートを撃て
手段なんて選んでられない


スカートひらり見せ付けるのよ
君の視線奪ってみせるの


迎撃用意
戦況は未だ不利なのです
恋は盲目
君の口づけで目が覚めるの



つづく