「お父さん、琥珀くんお帰りなさい」
いつもの瑠璃に戻っていたので、琥珀は、ホッと一息つき、船から降りて瑠璃の横を通った瞬間。腕をつかまれる。
「瑠璃さん?」
瑠璃は、小悪魔な微笑みを琥珀にして、親父さんに宣言した。
「お父さん、私達付き合う事にしたの、許してくれる?」
《え?》
親父さんと琥珀は、突然の瑠璃の発言にビックリする。
「ちょっ!?瑠璃さん?」
面食らっていた親父さんは、喜んだ。
「許すも何も、ピッタリなカップルじゃないか」
親父さんは、これはめでたいと公認カップルになりそうになったが、琥珀は、自分の中途半端な気持ちで、付き合う事は、出来ないと瑠璃の腕を優しく離す。
「瑠璃さん」
真剣な眼差しの琥珀に、瑠璃は、眉間に眉を寄せて、一瞬泣きそうな表情をする。
「なっなーんてね」
明るく、冗談だと親父さんに言う。
「なんだ、瑠璃?せっかく喜んだのに、親をからかうな」
「親父さん、すいません」
「琥珀が、謝る事はないだろ?瑠璃、焦らなくてもいいじゃないか、琥珀の気持ちくんでやれ」
「お父さん・・・」
瑠璃は、シュンとしてしまう。
つづく