兎のなんでも日和 -3ページ目

兎のなんでも日和

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カリーが、オオダコのオババの言うとおりに、都市の海に散らばった泡を、かき集めそして、琥珀の想いがタイムリミットになる前に、珊瑚と琥珀の想いが重なったため、間一髪の所で、オオダコのオババの力で、蘇生する事ができた。


だが、意識はすぐにはもどらず。月の海の海底で深い眠りについていた。


カリーは、そっと眠っている珊瑚の手に、琥珀の想いのこもった。花を持たせた。


それから、幾年がすぎ・・・。


「お母さん!お母さん!大人になったらどうなるの?」


女の子が無邪気に、微笑みながら、母親に質問する。


「そうねぇ。デイジーも大人になったら、恋をするでしょうね」


「こ・い?」


デイジーと呼ばれる女の子は、不思議そうに首を傾ける。


「そう、素敵な人と出会い恋におちる。そして、デイジーのような可愛い子供が生まれるの!お母さん楽しみにしているわ」


母親は、懐かしい想い出を語るように、女の子に話をしていた。


ここは、神に護られた島を囲む。月の海で親子は、たわむれていた。


つづく


琥珀の母翡翠が、珊瑚の行動を察知して、よびとめようとする。琥珀は、突然の出来事で、何故、珊瑚が海に走っていくのかがわからない。


「珊瑚ちゃん、止まって!人魚の命を瑠璃さんにあげるつもりね?」


母翡翠が、珊瑚の事を人魚といった。オオダコのオババから聞いた最後の人魚とは、珊瑚の事だと琥珀は、気付く。


珊瑚は、海についたが、都市の海は、工場の汚染で人間ですら入らないそんな海に珊瑚は、飛び込もうとした瞬間・・・。


「珊瑚ー!!人間じゃなくても、きみが好きなんだ!こんな別れ方、出来ないよ!!」


元の人魚の姿になった珊瑚が、琥珀の言葉を聞いて、涙が頬をつたった。


「琥珀のため・・・いいえ皆の為に、瑠璃さんを生き返えらせたい。命が命でしかよみがえられないなら、私の命を投げ出すわ・・・琥珀の気持ち嬉しかった」


「珊瑚・・・最後に話せるなんて・・・もっと話したかった。こんなのやだよ!!」


珊瑚は、幸せ色に輝いて海に吸い込まれる。海面には、シャボン玉の泡のように海に浮いていた。


《この恋しい想い・・・私は、琥珀が好きでした》


空から、琥珀の手の平に月の雫がゆっくり落ちてきた。珊瑚が、最後に流した涙のように・・・。琥珀は、優しく手の平を包み込んだ。


「珊瑚ーー!!」


サイハテ
小林オニキス feat.初音ミク


むこうはどんな所なんだろうんね?
無事に着いたら
便りでも欲しいよ


扉を開いて
彼方へと向かうあなたへ
この歌声と祈りが
届けばいいなぁ


雲ひとつないような
抜けるほど晴天の今日は
悲しいくらいに
お別れ日和で


ありふれた人生を
紅く色付ける様な
たおやかな恋でした
たおやかな恋でした
さよなら


またいつの日にか
出会えると信じられたら
これからの日々も
変わらずやり過ごせるね


扉が閉まれば
このまま離ればなれだ
あなたの煙は
雲となり雨になるよ


ありふれた人生を
紅く色付ける様な
たおやかな恋でした
たおやかな恋でした
さよなら


カリーは一部始終見ていた。泣きながら、オオダコのオババに言われた通り、大きな網で泡を一つ残らず集めていた時。琥珀が、デイジーの花を珊瑚に一輪海に浮かべたのも、カリーはそっと、大事に網の中にしまった。


つづく


えっちら、おっちら、カリーは、都市に向かってきた。オオダコのオババの占いに、珊瑚に良くない事が起こるので、カリーに都市に行ってやってほしいことがあると言われ。カリーは都市にやってきた。


「珊瑚大丈夫か?おいら心配だぞ」


突然辺りが、騒がしくなった。


「?」


カリーは、キョトンとしてしまう。


つづく