永易流って何ぞ? Vol4.5
今回は、前回の内容を少し掘り下げた視点のお話をさせて頂きますので、
あえてVol4.5としました。
前回、団子について少し触れました。
パサパサ団子、締めについて説明していますが、何故そうするのか?を
お伝えしていませんでした。
パサパサ団子を限界まで締める。この事に、一体何の意味があるのでしょうか?
恐らく、締めの練習をされる前には、大半の方がそう感じるはずです。
締めなくても、団子を丸めて放ってチヌが釣れれば、大変な思いをして握る
必要がありません。まあ、締めを意識しなくても、1枚~2枚位は釣れると思います。
ですが、チヌが居る・・・と感じた時には、次の一投で釣ったり、5枚以上も
一投一尾の連発を続けたりするのは、キッチリと団子が握れると、よりモノにし易くなります。
所が、キッチリ握ると言うのが曲者で、水分が多い団子は、割れるタイミングの
調整が大変難しく、いい加減に握っていたのでは、毎投割れるタイミングが
バラバラです。
割れるタイミングを一定にし、しかも毎投タイミングを合わせるには、やはり
団子を締める事が可能なMAX(頂点)を体に叩き込むしか有りません。
握りで割れるタイミングの調整を行う際には、MAXの締めから少し力を抜いた
「8割の握り」とか、「5割の握り」といった具合に、基点となるのがMAXの締めです。
この基点が定まっていないのであれば、握った団子が自由にコントロール
出来ないと思います。 締めを練習するというのは、自分自身の基点を
モノにする為の練習なのです。