今日から数回、私の友人に向けて記事を書きたいと思います。
私の友人は、Uくんと言いまして、私が独立前に所属していた会社の同僚です。
年齢は私の1つ上で現在35歳。
現在は江東区のほうの賃貸マンションに住んでますが、このたび子どもが産まれたのをきっかけに住宅購入を決意したそうです。
一応上場企業の管理職なので、年収はそれなりにあるでしょう。
(実はわたしもまだ詳しく聞いてません・・・・^^;)
Uくんには毎月定例でMTGで会ってまして、その際に相談を受けました。
「曽川さん、家買うことにしたんで相談に乗ってください!」
って感じで相談してきました。
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てっきり住宅購入前の相談かと思ったら、、、、
なんと既に買う家を決めちゃったとのことです。
2週間前に契約してきたそうなんです。
埼玉県戸田市の新築マンションだそうです。
Uくんの実家は埼玉なんで実家に近いところを選んだのかもしれないですね。
なので、住宅ローンの相談でした。
私が住宅ローンFPと名乗っているのを聞いて、話を聞いてみたくなったそうです。
具体的な相談内容は、
「住宅ローンってどこを選べばいいんですか?」
ということでした。
一応不動産会社の提携ローンには申し込んだらしいのですが、それでも
「ちゃんと選ぼう」
「話を聞こう」
としているのが素晴らしいです。
だってほとんどの人が、住宅ローン選びに時間をかけずに、不動産会社提携の変動金利を選びますからね。
(Uくんも一応、提携ローンには申し込んだと言ってました。埼玉○○な銀行でした。)
そんなUくんに伝えたい事その1
『住宅ローンは総額(トータルコスト)を比較せよ!』
住宅ローンを比較する際は、金利だけじゃだめだよ。
金利で比較したら一番安いのは、変動金利なんだよ。
でも変動金利って、この先上昇するかもしれないしね。
よくいるんだよ、「俺は変動金利で借りて、金利が上がったら固定金利に乗り換えるぜ」って人。
でもそれって、意味ないんだよ。
なんでかって?
固定金利のほうが金利が上がるのが先なんだよね。
だから、変動金利が上がっちゃってるときには、固定金利はさらに高くなってるんだよ。
これが金利だけで比較したらだめな理由。
じゃあ、何で比較するかって?
それは、住宅ローンの総額(トータルコスト)。
35年で返済する場合、返済総額(元本と利息合計)とローン諸費用の合計額を、比べてみるんだよ。
【覚えて欲しい公式】
トータルコスト=元本+利息+ローン諸費用
変動金利の場合は、金利が上昇したと仮定して、何パターンか比較してみるといいぜ。
こんな感じで比較するんだよ。
「総額」の列を見てもらうとわかるんだけど、一番総額が低いプランと高いプランだと900万円以上も違うんだよ。
元本はいっしょだし、金利は少しずつ上がる想定で、違うのは金利や返済回数だけ。
クリックすると拡大するから見てみて。
住宅ローン比較のポイントはあと2つあるからつづくよ。