akieriです

またまたすっかり時間が空いてしまいました

しかしこのタイトルウケるね

さてさて、前回の話を少し整理しますね

私が挨拶に行ったVIPと思わしきおじさんは、実は搭乗中席を間違えて座っていた、
ただのおじさん

そう。私は間違えて挨拶に行っただけでなく、席を間違えたことに気が付き1Bに座り直したただのおっさんに、再度挨拶に行っていたのです…
ハハハハハー!!!





そうだったのー?!
私それは初耳だわ

あなたとこの話何百回も話してんのに

あなたほんとアホだね笑
いかにお客様の顔見ずに席だけで挨拶してるか







ていうか、1Bのただのおっさんも言えよー











1Bのただのおっさん、二度もあなたにおーんなじ挨拶されて、黙ってたんだ



あなたの方こそ、そのただのおっさんにただのボケCAと思われてたね



ちょいちょーい、話を戻すよ

私はミールサービス中、1Aに座っていたリアルVIPがジャケットを床に置いていることに気づいたけどそのまま見過ごし、、、
サービスが終了して、そろそろ着陸準備始めようかなーと思ってギャレー片付けてたら、
あなたがジャケット片手に慌ててギャレーに戻ってきて、、、
「VIPに挨拶行ってなかったーーーーーー






」








「今慌ててジャケットお預かりしちゃった





」







私あなたのテンションに全然ついていってなかったから、やけに冷静に「は?今からジャケット返すとこよ」

そうそう

私もミール下げようと思ってキャビンまわってたら、VIPであるはずの、1Aのおじいちゃんの足元にジャケットが畳んで置いてあって、
あれ?搭乗中お預かりしたんだけどなー
勝手にクローゼットから出したのかな??
あれ?

なんかあの人もうちょっと若い人だった気がする…



あれあれ??1Bに座ってる人…

























と、こんな感じでパニックになって、着陸まであと10分くらいで、もうなんならジャケット返そうかっていうタイミングだったにもかかわらず、思わず預かってしまって、ギャレーに戻ってあなたに報告したら、
なんでジャケット預かったの?

もう返す時間だよ

って言われてさー





そうだよー

もうなんなら預かんなくてよかったじゃーん

あんなに自信満々に挨拶行ったって言ったのに、あなたやっぱり行ってないじゃーんブーブー

あなたがブーブー言ってる私を無視して、無理矢理ジャケットをクローゼットに押し込んでさ笑
まーしょうがないから、少しでも時間稼ぐために、着陸前に返そうぜ!イヒヒ
って、二人で納得してクローゼットを閉めた、、、

そう、それはわすが5秒後にやってきた、、、
「じゃ、ジャケット返しまーす!」













エコのサービスから戻ってきたCPが、5秒前に私たちが閉めたばかりのクローゼットを勢いよく開け、、





(その瞬間、私たちはどうか1AのVIPのジャケットだけはまだ返さないでくれー!と静かに祈る

)



「じゃ1AのVIPから返すねー!!」












VIPのジャケットを勢いよく掴んで、ギャレーを出て行ったCPに私たちは何も言えず、、、、
マジでやばいってー!

あれあなたが15秒くらい前に預かってきたジャケットだよー





固唾をのんで、CPの帰りを待つ私たち、、、

どうかVIP怒らないでくれー!!!
マジでクレームだけは勘弁してくれー!!












そうそう

そしたら、CPがジャケット片手にすぐに戻って来て…
あのVIPのじいさん、このジャケットは自分のじゃないはずだって受け取らないんだけど?
ボケたのかな?

って





その瞬間、あなたと2人で笑い押し殺してさ

そりゃそうだよね、だって私が15秒くらい前に預かったばっかりなんだもん。
まさかもう返しに来るなんて思わないよね

それなのにボケ扱いされるっていう

















もうこれは、私自ら返しに行って謝るしかない!!!!って思って、
じゃあ私返しに行ってみますね

ってシレっと言ってCPの腕からジャケット奪って
VIPに、
申し訳ございません!!!!
つい先程お預かりしたジャケット、もうお返しします!!!!!!!
って小声で言って、無理矢理返したっていう

でもさ、さすがVIP。
全然怒ることなく、
あーはいはい。
ありがとう。
って言って笑って受け取ってくれてさ

やっぱり、VIPになるくらいの人って、人間の出来が違うね

あーやっぱりこの話ほんとに笑えるわ





皆さまも、私たちみたいなCAに当たった際は…お気の毒様です





それでは、もう今年もあと僅か!!
忘年会でお忙しい日々かと思いますが、お身体壊されませんよう





最後まで読んでくださって、ありがとうございました
