2018年に薬物依存で精神科の治療を受けた10代患者の4割以上が、せき止め薬や風邪薬などの市販薬を乱用していたことが厚生労働省研究班の実態調査で分かった。14年の調査では1人もおらず、近年急増していることが判明した。
こんなニュースを耳にしました。
「咳止めを乱用してどんな効果があるの?!」とビックリしましたが、
私も子供の頃によくお世話になった、「咳といえばブロン」が今、問題になっているようです。
(薬そのものの問題ではなく、使用法に問題があるということ)
この薬には、麻薬にも似た覚醒作用をもつ成分がはいっているそうですね。(この薬だけじゃないけど。)
通常の使用量を守っていればもちろん依存性もないですし、ブロンを飲んで「ファイトォ~~いっぱぁつ!👊」みたいになることもありません。
しかし、大量に(一度にひと瓶全量とか)飲むと元気を感じられることもあるそうです。(試さないでね!)
そして、合法的に安価に購入できるため、10代の若者が安易に手を出しているという現状。
大麻やドラッグなど、一部の人間の問題かと思っていたのに、今の日本では普通の高校生が薬物中毒になりうるのですね。
ちょっと疲れた時に飲むアリナミンなどの栄養ドリンクにもそうした刺激性の成分が入っていると思いますが、
刺激物はたまに摂るからこそ効力を発揮するもんだ
という原則を忘れちゃいけません(それとも知らないのか?!)
人は脳から「ヤル気の源」ドーパミンという脳内神経伝達物質が分泌されていますが、
それは運動したり、何か目的や期待を持って行動することで活発になります。
でも、薬物でドーパミンに相当するものを安易に取り込んでしまうと、だんだん自らのドーパミン分泌機能が鈍り、やがては脳の形態変化により失われてしまうそうです。
そして怖いのは、そうなってから薬物を止めても、失われた脳の機能はもう元には戻らないということ。
薬物とまでいかなくても、サプリメントの多用も同じではないでしょうか?
通常の食物以上に効率よく特定の成分を摂取出来るということは、大きくバランスを欠いて入るときの穴埋めとしては重宝しますが、
過剰摂取にもなりかねない、ということです。
そして余分なものはまた新たなアンバランスを生み出し、私達のカラダを不安定なものとします。
例えば、筋肉の鍛え過ぎで骨が耐えられなくなって骨折するとか、
逆に車やエレベーターなど便利が過ぎて運動不足になり、足腰の筋力の衰えで自分の骨格を支えられなくなり骨折する、とかね。
どっちもバランスが悪いのです。
どんなにカラダに良いものでも、年齢やコンディションにより、不相応になることはあります。
老化も総力で衰えてこそバランスする。
カラダが弱ったらライフスタイルをダウンサイジングすればいいし、
具合が悪いなら寝てればいい
それでバランスが取れる。不自然なものは育たない。
軽い鬱状態で安易に風邪薬のドーピングを始めてしまう人が多いと聞きました。
私はその辛さを知るよしもありませんが、薬を服用するなら医師の治療のもと行うべきだし、
ましてや健康な人が、不摂生をそのままに、ラクしてもっと快適になろうなんて、もってのほか!
薬もサプリメントも必要に応じて補助的に賢く利用し、
基本的な「食事・運動・休息のバランス」を整え、自然治癒力・調整力のもとでその健美を存分に発揮する
老いも衰えも、時には病むことも必然
社会全体として、そう受け止めるマインド、ポジティブエイジングな精神、
これからますます必要なんじゃないかなぁと思うのでありました。
ラクして綺麗に♪
そりゃあ、なりたいですよ。でも、「効率よく」はあっても、ラクな道など人生にはない!
はず😂
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そういえば、漢方の風邪薬の代表選手「葛根湯」でドーピング検査にひっかかり公式戦に出られなくなる、というのは私達の間では周知のこと。スポーツ選手には注意喚起しています。
もちろん、覚醒作用を目的として飲むわけではないのですけど、ちょっと風邪気味な時に「漢方薬なら自然の生薬だから優しいし薬物検査には引っ掛からないだろう」という誤解。
漢方薬は生薬こそ「よく効きます」から😅
薬も毒も紙一重
適応、用法用量は正しくご利用くださいませ