21日に始動後初のトレーニングマッチを行いました。

VS ルーヴェン高崎
15分×8本
トータルスコア 7-3 Win




勝ちはしましたが、正直この時期の結果は重要ではありません。
チームとして活動し始めてまだ1週間ちょっとしか経っていない中で、最も重要視しなければいけないことは勝敗ではなく、練習でやったことをどれだけ試合で落とし込めているかというところです。
始動開始から合計3回のトレーニングを行いましたが、内容としてはほぼ守備のトレーニングでした。
「なぜいきなりディフェンスなんだ!守備的なのはおもしろくないぞ!」と思われる方もいるかもしれません。が、最低限の守備の原則を理解できていないで試合に挑んでも、相手がしっかりとしたチームだった場合、簡単に崩壊してしまいます。
なにより、なんとなくでやってるディフェンスを練習で相手にしたところでオフェンスの練習にもならなくなってしまうので、まずは基本的な守備原則のトレーニングを行いました。
守備の原則
・ボールを保持している選手に対する守備
1. 抜かれない
2. ゴール前ならシュートを打たせない。ゴールから遠い場所なら出されたら嫌なパスラインを消す。
・ボールを保持していない選手に対する守備(マーク)
1. 自分の背後でボールを受けさせない(裏を取られない)
2. パスが出た時になるべく近くまで寄せてプレッシャーをかけられる距離
3. ボール保持者に対応している味方が抜かれた時に助けられる(カバーできる)ポジショニング
サッカーをやっていれば聞いたことがあるようなことなので、当然今まで所属していたチームでも指導してもらっているとは思いますが、ジュニア年代ではこういった基本的な原理原則の部分が最も重要なので、もう一度しっかりと全員で共有するためにも一から取り組みました。
この週に行ったメニューを一つ紹介します。

シンプルなゴールをつけた2vs2です。色がおかしいですが青が攻撃でゴールに攻めています。
上にあげたポイントを意識してトレーニングをしました。
試合中によく起こるミスとしては、赤2の選手がボールだけを追いかけてしまって本来マークしなければいけない青2を忘れてフリーにしてしまうことです。
今回のトレーニングマッチでは主にさっきあげた守備の原則のところと、自分のマークに責任を持つというところを意識して挑みました。
自分のマークが決まっている時はみんな練習でやったことがしっかりできていて、なんとなくボールだけを追いかけるシーンはほとんどありませんでした。
今回の試合での課題はほぼクリアできていたと思います。
しかしサッカーは常に同じ選手だけをマークしていればいいスポーツではありません。試合中に自分のマークというのは何度も変わります。
次の守備での課題は、このマークが変わったときにどれだけ素早くアジャストできるかというところになってくるので、その点を少しずつまたトレーニングしていければと思います。
こうやって毎回の試合に課題を持って戦い、それをクリアして行くことで少しずつ選手は成長して行くものだと考えています。
今回の試合でも1本目と最後では明らかにプレーが変わった選手が何人かいましたし、いってしまえば練習でも始まる前と終わった後でかなりの変化がある選手もいます。
この積み重ねが1年後、2年後、その後と繋がっていくので選手はもちろん、僕らも1日1日を大切にしていかなければなりません。
野村