ドイツの優勝で幕を閉じたW杯。
その期間中、普段はスポーツ観戦は野球のみという知人から、何故ああいう世界的な大会でも試合が雨天中止にならないのかという質問をされた。
何故と言われても困る訳だが、とにかくサッカーとはそういうものである。
とはいえ、モペッツは基本的に雨の日は練習を休みにしている。
しかし、あくまで『基本的に』なので、必ずしも休みとは限らない。
例えば、7/13は朝から大雨が降ったが、降り始めたのが丁度メンバーが集まり始めるタイミングだった為、集まった面々に多数決を取った結果、満場一致で練習を強行することになったのであった。
更に雨足が強くなる前に撤収するのが賢明と考え、色々な練習メニューをこなす事はせず、ひたすらミニゲームに終始する事に。
そして、結果的に非常に有意義な練習が出来てしまった。
子供の人数は普段より少なかったとは言え10数名。
そこにコーチ陣と一部の父兄を交えて、泥まみれになるのも厭わず激しくミニゲームを繰り返した訳であるが、悪コンディションの中キレッキレのプレーを見せる子供が続出したのである。
ユウイは果敢にドリブル突破を試みては鋭い切り返しを披露し、ライは最近マスターしたダブルタッチのドリブルで敵陣を切り裂き、何気にスピードスターである事が判明したヒロキは安定の鬼プレスからボール奪取を繰り返し、タカヤは抜群のタイミングでの飛び出しからスーパーセーブを連発した。
他にも2人のハルやタクミ、ユーセーなど好プレーを披露した選手は多かったが、何と言ってもこの日誰よりも輝いたのはコーセーだった。
最近良いディフェンスをするようになり、ボランチとして開花しつつあった彼だが、この日は凄まじい集中力といつに無く豊富な運動量で何度もインターセプトに成功するなど、欠かせない戦力としての地位を盤石なものにしたのである。
着実に戦力の底上げが出来ている事を証明してくれた子供らがちょっとだけ頼もしく見えたのは私だけではなかったはず。
そして、嬉々としてゲームを戦う彼らを見て、たまにはこういう練習も良いもんだなあと思いつつ、早く次の試合をブッキングしなくてはと焦りを覚えたのであった。


