--今回はパートナー事業部の伊東さんにお話を伺います。今年もいよいよやってきましたね!

伊東「そうです! 『まちだ青城祭』の季節がやってきました。千葉戦で『まちだ漢祭』が終わってから、水面下で進んでいた告知活動もだんだんと表立ってきました。」

 

--3回目の青城祭ですが、今年の注目ポイントは?

伊東「第1回は手探り状態で花火を打ち上げたり、町田の新たなお祭りとして創ってきましたが、第2回は1回目をベースにそれぞれのクオリティーを上げていこうと開催しました。今年に関しては、それぞれのクオリティーも上がってきたため、新しい目玉が欲しいと、メンバー間ではいろいろなアイディアを出し合いました。そこで「何かすごいらしい青城祭」というテーマを掲げて、ここまで準備を進めてきました。」

 

--なるほど。それは楽しみです。

伊東「具体的には「え、マジで?」と思っていただけるような企画を立ち上げてきました。注目ポイントは花火を上げるのはもちろんのこと、青城祭Tシャツに関しては、昨年の先着5,000名様から先着8,000名様にプレゼントさせていただきます。その他には「ねぶた」を呼びますし、ゼルビーランドだけではなく、新たなエリアを開設することにしました。」

 

--なんと! 新設エリアができるんですか!?

伊東「そうです。目玉の1つです。野津田公園内のピクニック広場を、フォレストスクエアという名称でトライアル的にオープンすることになりました。フォレストスクエアではスーパーボールすくいやヨーヨーすくいなどの縁日エリアを設置します。今年は新しく射的を追加しましたし、動物たちがやって来る移動動物園も開園します。移動動物園では先着100名様がポニーに乗れるアトラクションもあります。これら新エリアでの縁日開催が目玉の一つです。」

 

--新設エリアを設置することになった背景を教えて下さい。

伊東「「え、マジで?」と思えるものをメンバーが1つは実行してみようという中で、野本(倫央)が提案したアイディアでした。昨年の青城祭では5,600名ほどにご来城いただきましたが、その人数のレベル感ではゼルビーランドが大混雑してしまいました。また磐田戦は首位攻防戦になる可能性もあるため、注目度の高い試合ですし、1万人の来城者を目標に掲げていますから、ゼルビーランドだけでは抱えきれないだろうという背景もあります。さらにクラブとしても新たなエリアを活用できる可能性を模索していく必要性にも迫られていましたし、今回は良い機会だからトライしてみようと、エリアを拡大する形になりました。」

 

--移動動物園は、『ゼルビアこどもまつり』で実施したものの、発展形でしょうか。

伊東「5月の『ゼルビアこどもまつり』ではモルモットやひよこ、うさぎといった小動物と触れ合える機会を作ってきましたが、青城祭ではフォレストスクエアという大きなエリアを使えるため、もっと規模感を拡大した方が良いだろうと進めてきました。今回はエリアを広げられるのも、ポニーを呼ぶきっかけになりました。」

 

--「ねぶた」を呼ぶことも目玉の1つだと思いますが、その背景は?

伊東「私が担当したアイディアですが、青森山田学園では毎年、ねぶたを出しているという話を黒田監督からお聞きし、その担当者の方を監督にご紹介いただきました。呼べたら良いなという感覚でしたが、ご担当者の方がスケジュール的にも問題なく、「ぜひやりましょう!」と言っていただけたことで実現する運びとなりました。ただ本来の大きさですと、設置する場所の問題もあって難しいため、出陣したねぶたの一部を切り取り、修正した形のものを展示することにしました。ちなみにこれは余談ですが、黒田監督の存在のおかげもあり、青森山田学園界隈ではゼルビアが話題になることも多いようです。」

 

--その他の注目ポイントは?

伊東「やはり青城祭Tシャツです。昨年までは青城祭のロゴをベースに後ろにはご協賛さんいただいた企業様のロゴを入れる形でしたが、今年は3年目であるため、攻めたデザインにしました(笑)。天空の城の写真や花火が打ち上がった様子をあしらったデザインは斬新だと思います。同じく背中にはご協賛いただいた企業様のロゴを入れています。あとはグラスガーデンにまた櫓(やぐら)が建ちます!」

 

--毎年のことですが、それは楽しみです。

伊東「1回目は一段、2回目は二段でしたが、3回目は野津田公園全体で青城祭を楽しんでいただくために、櫓はグラスガーデンに設置します。また今回は櫓を活用したトークショーや、お囃子の演奏もあります。このようにエリア自体を広げることはクラブとしても初の試みではありますが、それを青城祭にて、できることをとてもうれしく思っています。」

 

--お~!めちゃくちゃパワーアップしましたね! その分、ご苦労も多いのでは。

伊東「私の中には新しいことをやるのが青城祭という考え方があるため、逆にやりがいがあります。そもそもねぶたを呼ぶサッカークラブはないでしょう。いろいろと手探りでやることはその分難しいですが、限りあるスタッフの人数で最大限以上の効果や成果を出そうと取り組んできたので、どう工夫すれば良いか、それを考えるのは大変でした。また青城祭Tシャツを先着8,000名様にプレゼントしたり、櫓を立てたり、ねぶたを呼ぶことでどうしてもコストが掛かるため、大絶賛、青城祭にご協賛いただける企業様を募集しております。それが一番大変かもしれません。」

 

--そのような制度があるんですね! ではご協賛企業を募る呼び掛けをお願いいたします。

伊東「青城祭はゼルビアのスタッフが中心となって実現しているため、ゼルビアが催す夏祭りという印象を与えるかもしれませんが、我々が目指していることは、あくまでも町田市のお祭りというポジションを確立していこうと取り組んでいます。ぜひ、ゼルビアのためにというよりも、町田の皆さんが楽しんでいる催し物に対して、地域貢献したいという企業様がいらっしゃいましたら、1口5万円から募集していますので、ぜひご協力下さい。もちろん、試合のチケットもご用意しますし、ホームページ上でのご紹介もさせていただきます。ぜひご検討をよろしくお願いいたします。」

 

--もし手を上げていただける企業様がいらっしゃる場合は、どういった形でアプローチすればよろしいでしょうか。

伊東「青城祭のホームページ上に動線がありますので、そちらからぜひアクセスして下さい。ざっくばらんにお話しますと、あと150万円ほど不足しておりますので、ぜひご協賛いただけると幸いです。半月で不足分を達成できた暁には、次回国立開催があれば、クラブハウスからの『感謝の男気コース』をやる気持ちでいます。私に5時間半のウォーキングコースをやらせたいという方がいらっしゃいましたら、うれしいです(笑)。」

 

--告知の方は順調でしょうか。

伊東「ありがたいことに選手たちも積極的に協力していただけています。例えばミッチェル デューク選手とエリキ選手のハッピ姿が話題になりましたが、選手たちには毎年のようにこちらの無茶振りに協力していただけることはとてもありがたいです。」

 

--伊東さんがオススメする青城祭を一日楽しむ方法をご提案いただけますか。

伊東「磐田戦は18時キックオフですが、青城祭そのものは15時からオープンしています。なお縁日ブースを楽しむためには、「ゼル通貨」を購入していただく形になります。ちなみに当日の14時30分から「ゼル通貨」の購入はできるので、早めに来ていただき、15時からスタートする青城祭をお楽しみ下さい。また、ねぶたに関しては、15時から展示されていますが、17時からは点灯する予定になっています。暗くなってきたところでねぶたをご覧いただき、平畠啓史さんのトークショーも楽しめる内容になっています。」

 

--内容盛りだくさんですね。

伊東「飲食店はお祭りフードが充実していますし、縁日を十分に楽しんでいただけるはずです。また見るという意味ではねぶた、聞くという意味ではトークショーもあります。16時には青城祭Tシャツも入手できますから、五感で楽しめる青城祭になっています! 楽しさてんこ盛りですので、早めにお越しいただき、全てのブースを回っていただくのはいかがでしょうか。」

 

--ここからは少し話題を変えまして…。今季はチームの成績も好調ですが、新規パートナーのリリースも多いですね。

伊東「毎年前年の実績を超える形で成長していますが、手前味噌ながら、目覚ましいなと思います。その要因はサイバーエージェントのご協力もありますし、チーム編成も充実している上に、CAグループとして積み上げてきたことが開花してきた印象です。以前取り上げていただいた山川隆晃が株式会社リップルコミュニティ様や、私自身も株式会社ルーデル様やスカルプD様(アンファー株式会社様)など、新規のパートナー企業様に恵まれています。パートナー契約締結後のフォローも含めて、パートナー事業として積み上げてきたものが少しずつ形になってきています。」

 

--実際にパートナー企業さんのリアクションなどはいかがですか。

伊東「打ち合わせの際も「チームの調子が良いですね!」と言って下さることも多いですし、非常に笑顔でお話を聞いて下さる方が多くなっています。新規の企業様も最初の訪問の際にトップチームが好調であることをご存知のケースもありますし、例年にも増して、企業様の反応がとても良いです。」

 

--昨年末の会見で藤田晋社長が「トップチームの結果で周囲を振り向かせる」という話をされていましたが、それは事業部サイドにも言えることなのですね。

伊東「それはあると思います。企業様と打ち合わせをする際に強く感じることです。また我々のことをどんどん活用していこうという姿勢を持つ企業様が多いですね。さらにありがたいことに数100名の規模感で団体観戦に訪れる企業様も増えていますし、我々のことを企業様も注目して下さっている証かなと思っています。関係者席が手狭になることもあるぐらいですから。」

 

--伊東さんも新設の部署の課長になられたと聞きました。

伊東「パートナー事業部がその下に、セールス課とアクティベーション課という形に派生しまして、私はアクティベーション課の課長をやらせていただいています。アクティベーション課はゼルビアを活用した企画を推進していく部署になります。海外では協賛するサッカークラブをうまく活用していくことをアクティベーションと呼んでいます。我々がやっていくべきことは、まさにそういったことであるため、アクティベーション課という名称が採用されました。また私の役割の1つが自然とご協賛いただくような形にまで持っていくことだと考えています。」

 

--なるほど! それは重責ですね。その役割を任されることになった時の率直な心境は?

伊東「人生初の役職であるため、名刺を初めて見た時はなんだかくすぐったい感覚になりました。また7月には中途入社でアクティベーション課に新戦力が加わったので、部下という表現は好きではないですが、部下をマネジメントしながら、自分の仕事もするという、とても責任感のある役割であるため、最初はビビっていました。何を一番達成しなければいけないのか、そのためには何をすべきか。そこに軸足を置きながらやっていけばできるだろうと思っていますが、正直、まだビビっています(笑)。」

 

--アクティベーション課の課長として、短期的、長期的目標という視点で何か掲げていらっしゃることはありますか。

伊東「短期的な目標としては、アクティベーション課としても青城祭は大きなイベントごとですので、過去とは比べられないほどの成功例にしなければならないという使命感に燃えています。1万人のご来城者を達成し、ご来城いただいた方々の満足度も非常に高い形で帰路についていただくことを目標にしています。」

 

--長期的目標はいかがでしょうか。

伊東「数年スパンで考えると、クラブ全体のイベントや企画を展開する際には、『アクティベーション課を頼る方が良い』という雰囲気が高まるようにしていきたいです。例えば、何かイベントごとを実施する際に、アクティベーション課はノウハウがあるから相談してみよう」と、社内で頼れる部署にしていきたいですね。」

 

--改めて、青城祭に向けての意気込みを!

伊東「3年連続で責任者というポジションを任せていただいていますが、自分自身はマンネリを感じていません。これは毎年言っていることですが、今年の青城祭が一番楽しいと思います。ご来城いただければ絶対に楽しんでいただける自信があります。「最近はゼルビアの試合を見に行っていないな」、「まだゼルビアの試合を見に行ったことがない」。そういった方がいらっしゃいましたら、サッカー観戦のきっかけの1つとして青城祭を楽しんで下さい。3年目の青城祭にご期待下さい。絶対に楽しいです!」

 

--最後にまだ話足りないことはありますか。

伊東「実は今回、初の自薦という形で登場させていただきました。その理由はまだ目標額に達していない協賛金を募るためでもあります。仮に目標額を達成できたら、私、伊東は何でもやります! なお、1万円から個人協賛もできますので、個人協賛という形でのご支援もいただけるとうれしいです。よろしくお願いいたします!」

 

●編集後記・・・

MACHIDiary最多3回目の登場となった伊東さん。

この青城祭は間違いなくクラブとして、一年で一番力を入れていると言ってもよいイベントの一つです。

 

3年目を迎える今年も「今年が一番楽しい!」とメンバー同士で話しながら様々な準備を行っています。

 

今年は多くのアップデートをし、誰もがより楽しめるお祭りにするために、スタッフ一同当日まで準備を進めたいと思います。

ぜひ、この日はご家族・ご友人はもちろん、近所のお知り合いの方々なども声をかけていただき、お越しください!

 

(MACHIDiary 編集長より)