--まずは自己紹介をお願いします。

神戸「法政大学社会学部4年の神戸琴葉です。所属部署はマーケティング部でグッズ担当をしています。」

眞道「日本体育大学のスポーツマネジメント学部スポーツマネジメント学科4年の眞道ろこです。所属は以前は運営・広報部で現在はマーケティング部で神戸さんと同じくグッズ担当をしています。」

岩崎「法政大学4年の岩崎優奈です。所属部署はアカデミーでアカデミー関連の事務的な作業のところをサポートさせていただいています。」

篠崎「帝京大学経済学部4年の篠崎友です。所属部署は運営・広報部で主に運営部ではホームゲームの準備だったり備品の管理、広報部では動画編集だったり試合写真の選定を行っています。」

 

--ちなみに岩崎さんと神戸さんは大学が一緒ですけど事前に面識はあったのですか?

神戸「キャンパスが違うので面識はなかったです。私は多摩キャンパスで岩崎さんが市ヶ谷キャンパスです。」

 

--そうしたら皆さんインターンに入る前は接点がなかったということですね?

全員「はい。そうですね。」

 

--なるほど。では、みなさんがFC町田ゼルビアのインターンに応募したきっかけを教えてください。

神戸「インターンを始める前にイベント会社でアルバイトをしており、ゼルビアの試合会場でのグッズ販売のバイトを2回ほど経験しました。その時にインターン生がいることを知り、その後たまたまTwitterでゼルビアインターンの募集の投稿が流れてきたんです。私自身も幼いころからサッカーをプレーしていたこともあり、サッカーが大好きだったので、挑戦してみようかなと思い応募しました。」

眞道「私は大学3年生の夏に申し込みました。就活を考える時期でもあり、もともと中学生の頃からJリーグクラブで働きたいという夢があったので、私も神戸さんと同じくTwitterの投稿を見て応募させていただきました。」

岩崎「私は中学生の頃からJリーグクラブでずっと働きたいと思っていて、サッカークラブでインターンができる場所がないか探していました。その際にゼルビアインターンの募集をHPでたまたま見つけて、事務所も家から近かったので応募させてもらいました。」

篠崎「僕は小学1年生からサッカーを始めて、大学でも体育局サッカー部に所属してました。大学3年時に選手と兼任で裏方の代表である主務を務めさせていただくことになり、今まではサッカーをプレーするだけだったのですが、主務になり始めて支える側ということを経験しました。その仕事を続けている中でやりがいを感じ始め、クラブスタッフという仕事に興味を持ち始めました。自分自身、大学2年時にゼミの先生のつながりで水戸ホーリーホックさんに2週間ほど短期でインターンを参加させていただいた経験もあったので、次は長期でどこかのJクラブにインターンをしてみたいという気持ちになりました。いろいろと探していたところサッカー部の先輩がゼルビアでインターンをされており、自分もチャレンジすることにしました。」

 

--それぞれきっかけはあったと思いますが、クラブスタッフに興味があり(特に眞道、岩崎、篠崎)、実際にインターンを始めて、外から見ていた時と中に入ってみてのギャップは何かありましたか?

篠崎「社員さんの人数がとても少なく感じました。この人数で試合の運営をしていることに驚きました。ゼルビアの場合、約20名の社員さんだけで、これまで私が見てきた華やかなJリーグの試合を作り上げているということを知ったときは衝撃でしたね。」

眞道「確かに人数の少なさには驚きました。試合の運営だけではなく地域振興やグッズの業務など同時並行で社員さんが行っていることを見ると、休みとかとれているのかな??社員さんはとても大変だろうなと感じました。」

神戸「自分が担当のグッズ周りのことになってしまうのですが、担当社員の萩原さん1人で物凄い量の仕事をやっていることがすごい驚きましたし、とても尊敬しています。私自身もこれぐらいできるようになりたいなと思うようになりました。

試合の事だけを考えていればよいわけではなく、オンラインストア業務や地域イベントでのグッズ販売。同時並行で色々なことを進めていかなければならない大変さをインターンに入って実感しました。」

 

--同時並行という意味で言うと岩崎さんは学連(関東大学サッカー連盟)の業務もあり、大学サッカーで運営もやりながら、ゼルビアでのインターンをやっているということで、学生生活も含めるとたくさんの仕事を兼務していました。かなり大変だったと思いますが、今インターンをやろうか考えている方々も何かを並行してやるような方もいるかもしれません。岩崎さんは実際にどのようにしてバランスを取っていたのですが?

岩崎「自分は2つのことを同時にやらなければいけない時期もありましたが、優先順位をつけてやっていました。それと時間を区切って2時間だけ学連の仕事をやったら、そのあとの時間はインターンのことを絶対やるという風にバランスをとってやってきました。」

 

--実際相当大変なのを私は見させていただきましたけど、そういうところの考えは最初からあったのか、それともインターンをやっていく中で身に付いたのかその辺はどうですか?

岩崎「最初は正直全然うまくいってなくて、何からやっていけばいいのか分からない状態でした。どうしよう!?って、一回パンクしかけたこともありました。でも、それではダメだと思い、改めて自身のやるべきことを整理し、今のやり方を見つけることができました。インターンを通して身についていった部分でもあるかと思います。」

 

--その他ギャップは何かありましたか?想像通りだったということでも構いません!

眞道「私はインターンという制度そのものが、会社のお仕事体験と見学、あと仕事の雑用を体験するというイメージでした。ゼルビアインターンでもそういうことが多いのかなと思っていたのですが、実際はゼルビアの為だったら何でも自由にやらせてくれる環境が用意されていて、そこに打ち込めるということがすごく新鮮だったし、インターンという制度そのものの固定概念を壊されました。そこが良い意味でのギャップでした。」

神戸「たしかに、インターン生に任せていただける事がとても多いと感じます。その分、責任感を持って取り組まないといけないとは思うので、社会人に近いところをこの学生の間に経験できるというのはゼルビアインターンの良さだと思います。」

 

--逆に責任感ありすぎで正直しんどいなと思うようなことはありませんでした?(笑)

神戸「眞道さんのゼルビーデビューイベントは大変そうだったね。」

眞道「そうだね、インターン生で関わっているのが自分一人だったということもあって、挑戦する場をくださったからには、やっぱり形にしなくてはということは意識していました。責任感や重圧みたいなのはありましたが、周りの社員さんやインターン生が相談に乗ってくれる環境がありました。困っていたら、親身になって話を聞いてくださり、話したことをしっかり受け止めてくれたうえで的確なアドバイスをいただけたので、うまく重圧とも付き合いながらイベントを遂行することができました。

篠崎「僕は、ここまで任せていただけるんだ、やった!といった気持ちでやってました。」

岩崎「私も篠崎君と一緒であまり責任や重圧は感じませんでしたね(笑)任せてもらえることが単純に嬉しかったです。」

神戸「私はホームゲーム時に1人でブースを任せていただくことが去年からあったのですが、最初はとても緊張していました。何かあったらどうしよう・・・。みたいな(笑)

ただ、何回か担当させていただくうちに、ブースの運営や準備のところも1人でできるようになり、責任感をずっと感じてやってきましたけど、今ではそれを楽しめるようになりました。これはインターンを通して1つ成長することができたことだと思います。」

 

--1人のファン・サポーターというサッカー好きの立場から、クラブの中に入って責任感や重圧を感じながら仕事をしてきたということでしたが、その責任感や重圧に対する考え方の変化はどう自分の中で変わっていきましたか?

神戸「私自身、他のインターン生と話す機会が増えました。去年の8月にインターン生として入り年末くらいから、色々な人とコミュニケーションを取れるようになり、よりインターンを楽しめるようになったし、緊張もだんだん減っていきました。最初は事務所に来るのも緊張する感じでした(笑)」

眞道「私も緊張してた(笑)」

神戸「だよね(笑)ただ、そこでほかの人と話すことによって少しずつ緊張が取れてきたと思います。」

眞道「私は後輩の子たちが入ってきたタイミングだと思います。ホームゲーム時にスタジアム内の諸室の準備の仕方を私が引き継ぐという立場になったときに一回うまく引き継ぎができなくて漏れてしまったことがありました。そのときに私も神戸さんと同じくコミュニケーションを取ることを意識しました。その結果、分からないことがあったら後輩の子たちから質問をしてくれるような関係になれたし、私からもその後輩にここは大丈夫?みたいに話しかけることができるようになりました。」

 

--岩崎さんは学連もあり中々ホームゲーム運営など参加することは少なかったですけど、社員やインターン生との交流で何か印象に残っていることはありますか?

岩崎「私は大学2年生のころからインターンを始めて最初は同期の子1人以外は全員先輩だったので何を話せばいいのか??みたいな感じでとても緊張していました(笑)

だんだん仕事を任せていただいたり、ホームゲーム運営の数を重ねたり、同年代のメンバーが入ってくれて、そういった緊張はいつの間にかなくなっていました。

また、社員の皆さんは、なかなか事務所へ出勤できなかった私でも、たまに出勤をすると久しぶり!元気だった?などの細かい声かけをしてくださり、そういった細かい気配りのおかげでここまで2年半くらいですけど長く続けられてきたと思います。」

 

--今のインターン生の中で岩崎さんが最古参ですもんね。

岩崎「実はそうなんです(笑)」

 

--皆さんにとってほかのインターン生の存在はどのような存在ですか?

篠崎「仲間、頼れる存在ですね。今シーズンのホーム最終戦のヴァンフォーレ甲府戦で、甲府のインターン生とのコラボ企画を実施し、その企画の全体統括を任せていただきました。コラボが決まり準備から試合当日まで時間があまりなく、その上やることが沢山ありました。これは一人ではパンクしてしまうと思い、他のインターン生に相談をするとみんな快く助けてくれました。おかげで無事に企画も成功することができ、他のメンバーが頼れる存在だと改めて実感しました。」

岩崎「私も仲間という思いが強いですね。それとインターン生が毎回の勤務日で振り返りの日報を書くのですが、他の人の日報をよく見ていました。特に、ここにいる3人はJクラブを目指していることを知っていたので、卒業後の進路が決定したという案内を見た時に単純に負けず嫌いな私は、もっと頑張らないといけないなと思えたので、良い刺激を貰える仲間だと思います。」

眞道「私は何でも話せる人たちの集まりだと思います。就活のスケジュール感的にもJクラブを目指す私たちは、一般企業を目指す人たちと全く違う選考基準とスピードです。ですので、大学の友達には話しづらいと感じていました。同じ悩みを抱えている仲間が多かったのでなんでも相談しあえる環境でした。また、後輩たちと話しているときに私はこう思うんだけどどう?と聞くと全く違う意見を貰い、新しい気付きを貰える関係でもありました。」

神戸「仲間であり戦友だと思います。ただの友達ではないし同じ目標とか目的を持って一緒に進んでいってる仲間でもあるし、さっき岩崎さんが言っていた刺激をもらえるというか自分も頑張らなきゃいけないって思えるライバルでもあるのかなと思います。刺激を貰える仲間でもありますし、支えてあげたい、みんなで一緒に進んでいきたいと思える人たちです。」

篠崎「日報はすごい刺激を貰えるよね。」

神戸「だよね、みんなはこんなこと考えているんだっていつも勉強になる(笑)」

 

--他のインターン生の日報で印象に残ったものはありますか?

篠崎「例えば同じ業務に対して、自分はこう思ってやっていたけど、他の人は別の感じ方をしており、新しい気付きや自分の改善点などとても参考になりました。」

神戸「単純にみんなの語彙力がすごいなと思って、自分だったらそんな表現が出てこないだろうなという言葉もあり、とても勉強になっています(笑)」

眞道「私は事務所で今日行った内容をまとめて日報に書いているのですが、ちょっと自分の中ではだめだったなと思っていた日がありました。しかし、その業務を一緒にしていた後輩の子が眞道さんの〇〇が良かったです!みたいなことを書いてくれていて、それを見て「良かった!」と、私が元気を貰うこともありました(笑)」

篠崎「メンタルケアまで日報はしてくれるんだ(笑)」

眞道「そうそう(笑)」

 

--インターンを通して成長できたことは?

神戸「コミュニケーションの部分だと思います。インターンに入った時には社員さんやインターン生のみんなに自分が思っていることを伝えることが苦手でした。

ただ、インターンでの活動を通して、月に一回行っているインターン生交流会やほかの会社の方との打ち合わせなど自分の意見を伝える機会が沢山あり、克服することができました。」

眞道「私は主に2つあります。

1つ目は業務のプロセスの中で自分が得意な部分と苦手な部分がしっかりわかるようになったことです。得意な部分はもっと伸ばしていこうと思えましたし、逆に苦手な部分はこれだけ仲間がいるので頼ればいいと思えるようになったし、出来ない上で、今後どうしていいか考えられるようになりました。

2つ目は、目的を考えるクセが自分の中ででき始めたことです。自分の中で思っていることなのですが、ゼルビアのインターンで私は自由というのが一番のキーワードだと思っています。自分がどんな業務を担当するのかも、私たち自身に任せられているし、他の社員さんやインターン生との関わり方も自由。目的やゴールも自由なので、それに向かって何をやるのかも自分次第だと任されていると思っています。それに向かって何をやる必要があるのか、考えていく中で目的を考えるクセがつきました。」

岩崎「眞道さんと少し似ているのですが、自分で考えること が一番成長した部分だと思います。目的を持って考えることができるようになったことで、本質を理解できるようになったことが、一番成長できたところだと思います。ポンと任せていただいた業務もどうしてこの仕事を任せていただけたのかというところまで考えられるようになったし、それはゼルビアのインターンだけではなく、学連での仕事もそうですし、今後の人生を考えるうえでも応用でできて本質をとらえることができるようになったのかなと思います。」

篠崎「自分も、岩崎さんと同じで本質を見極めることができるようになったことです。この言葉はインターン管理責任者の岡田さんにもよく言われてきた言葉でした。ゼルビアでのインターンを通し、任せていただく業務に対して、「なぜ自分がこの業務を任せていただけたのか」「なぜこの業務をやらなければならないのか」「この業務がどこに繋がり最終的にどのようになるのか」などという業務の本質を考え、行動に移すことができるようになったことが一番成長出来て良かったことだと思います。」

 

--皆さんこれからJリーグクラブに就職するわけですが最初からそのように考えていたのでしょうか?

篠崎「僕はもともと興味のある仕事でしたが、正直ゼルビアインターンに入るまでは新卒からクラブスタッフになれるとは思ってもいなかったので、違う業界に進み何かスキルを身に着けてから中途採用でクラブに入ることを考えていました。また、スポーツビジネス系の大学院への進学も視野に入れて就活を始めました。その際に自己分析をし、自分がワクワクすることが何であったのか考えた結果、自分自身はやっぱりサッカーが大好きだしインターンでの経験を踏まえ、4年生の4月上旬にはJリーグクラブ1本で就職を考えようという決意を固めました。」

眞道「私はインターンを始めたきっかけがJリーグクラブで働きたいという目標があったからです。しかし、新卒での就職は難しいということも聞いていたの、就職活動はずっと並行してやっていました。夏頃に何個か内定をもらい、気持ち的にも安心しました。

篠崎「岩崎さんは中学校からクラブへの就職を考えていたんですよね?」

岩崎「そうです。実は私は小学生の頃はサッカーが大嫌いでした。理由は弟がサッカーをやっており、週末は弟のサッカーチームの活動に親が付いて行ってしまうのでサッカーが大嫌いだったんです(笑)

そして、中学生の時にたまたまジュビロ磐田の試合に招待されてJリーグの試合を初めて見に行きました。その年のジュビロは初のJ2降格を意識せざる終えない状況で、その試合もジュビロが負けてしまいました。ただ、その試合で駒野選手が得点を決めてスタンドに向かってしてくれたパフォーマンスが今でも脳裏に焼き付いています。

この経験が私自身にとって、とても勇気を貰いました。

それから、サッカーにはそういった他のものでは与えられない力があると私はずっと思っています。今度はそれを自分が与える人になりたいという思いがあり、これまでは私自身がサッカーに与えてもらったので、サッカーに恩返しじゃないですけど、そういった思いを持ち合わせておりました。」

神戸「私はインターンをやるまでは正直クラブスタッフへの就職はあまり考えてはいませんでした。大学3年生で就活始めるときイベントに携わる仕事がしたいとざっくりした考えが自分の中でありました。そこで、エンタメ業界を中心にイベント会社や音楽系の会社をいろいろ受けていました。就活とインターン活動を平行して続けていくなかで、クラブスタッフの仕事も楽しいな、と思うようになりました。考えれば、サッカークラブもイベントをやるという部分では他のエンタメ系の会社と変わりません。自分自身が物凄くサッカーが大好きだったので、ゼルビアから内定のお話をもらった後にはなりますが、クラブスタッフとして働くということも自分の中で考えるようになり、最終的にゼルビアへの就職を決めました。

 

--神戸さんがクラブに就職をするということを決めた一番の理由は?

神戸「FC町田ゼルビアだったからというのは自分の中で大きかったと思います。インターンをしていたからというのもありますが、ゼルビアというチームがすごい好きですし、このクラブでJ1に行きたいなと思ったので決めました。」

 

--3人は(眞道、岩崎、篠崎)はもともとクラブスタッフに興味がある中でのクラブへの就職が決まりました。3人はどういう理由でクラブスタッフになることを決めたんですか?

眞道「根本的に私がJリーグクラブのスタッフになりたいと思ったのが、今まで当たり前のように娯楽としてJリーグを楽しんできたのですが、それが当たり前じゃないのはなんでだろう? というところが気になったのがきっかけでした。その当たり前を当たり前にしてくれてる人たちがいることに気づいたときに、そういう人たちの仕事がどんなことなのか知ってみたいと思いました。インターン活動をしていくうちに、自分の思いにも変化がありました。自分が今までJリーグクラブに思い出や喜怒哀楽を与えてもらっており、そのくれた人たちの役割に、今度は自分がなるという気持ちが大きくなり、その気持ちの変化が、一般企業ではなく、Jリーグクラブで働くという決めてになりました。」

篠崎「先ほどと重複していまいますが、1番自分がワクワクする仕事は何かと考えたときに大好きなサッカーと今後も関わることだと思いました。サッカーの仕事に関わることが自分にとっても幸せだと思いましたし、クラブスタッフとして働くということが自分の中に明確に浮かんだのですぐに決断をしました。」

 

--皆さんがクラブに入ってこんなことをやってみたい、チャレンジしてみたいようなことはありますか?

眞道「私はいくつかあります。一つは、私たちが今回インターンに参加させていただいたような学生がJリーグクラブの職に関わることができる場所の提供をしたいです。二つ目はJリーグクラブのスタッフとして情報を発信していきたいなと思っています。ゼルビアのインターンを見つけたのもFC町田ゼルビアのインターン生のTwitterアカウントがあったおかげでしたし、それこそMACHIDiaryでインターン生の記事も見ました。私自身サッカーをやってこなかったし、部活も入っていない状態で、どうやってクラブスタッフになれるのかわかりませんでした。そういった私みたいな方は沢山いると思うので、発信力のあるクラブスタッフになりたいとは思いますし、それが業界の発展に繋がればと思います。」

篠崎「ゼルビアインターンのTwitterは俺もインターンを始める際に必要な情報が投稿されていて参考になったな!

今年の8月に入ったインターン生もゼルビアインターン生TwitterのプロジェクトZという記事をみてゼルビアインターンに申し込んだ子もいるから、やっぱり発信していくことって大切だよね。」

眞道「クラブスタッフの日々の業務や想いを発信されているのをみるとリアルに感じられる部分もあるのでいいなと思っていました。」

篠崎「noteとかにクラブスタッフになるまでの生い立ちを書いてくださっている人とかはとても参考になったよね(笑)」

神戸「私もゼルビアインターンに入る前は野本さん(FC町田ゼルビア マーケティング部)のTwitterみてた(笑)

私はグッズ担当で入社させていただくので、グッズの面でいうと、他クラブから真似されるようなグッズを沢山作りたいなと思っています。現状は私たちが他クラブのグッズを見て取り入れていることが多いのですが、逆にほかのスポーツ業界の人たちがゼルビアのこのグッズいいよね、面白いねと言ってもらえるようなグッズを作れるようにしたいというのは強く思っています。

眞道さんもグッズ担当になるので、負けたくないですね(笑)」

篠崎「おー(笑)バチバチでいいですね(笑)」

岩崎「自分は試合運営をやる役割りになるので、まずは試合にきてくださるファン・サポーターの方を確実に満足して帰ってもらうということをやりたいなと思います。

次に抽象的な話になってしまうのですが、私はサッカーが好きですが、サッカーの競技だけが注目されなくてもいいと思っています。あくまでサッカーが競技として強くなっていくというのはクラブとして大きな目標だと思うのですが、そのサッカーが目的じゃなくて絶対手段になってほしいと思っています。今年からアカデミーの業務を任せていただく中で、子供たちがサッカーを通して色々なことを学んだりすることを目にしました。いわきFCはみんながスポーツを楽しめる場所・健康増進の場ということを大事にしているので、サッカーを目的じゃなくて手段としてもっと多くの人を幸せにできるように目指していきたいと思います。」

篠崎「今まで僕自身が幼いころからサッカーをプレーしてきて、そのサッカーに夢や生きがいを与えてもらってここまでくることができました。今度は自分がFC町田ゼルビアを通して、ファン・サポーターや町田市民の皆様、子供たちに夢や生きがいを持ってもらう手助けができるようなクラブスタッフになりたいと思います。」

 

--眞道さんは地方のJ2クラブへ、岩崎さんはいわきFCに決まりましたが、二人とも複数クラブを経験したなかで決めた理由はどんなところですか?

眞道「私はやりたいことが言える環境だったというところが一番大きかったですね。あと私がこういうのを言うのはおこがましいですけど、社員さん達が自分と似ていると感じたところです。実際に研修から帰ってきたときに、岡田さんに伝えたのですが、自分がデスクに座っているのが想像できたんです。だからこのクラブで、尊敬する方々と働いてみたいと思いました。」

岩崎「クラブの理念にとても共感したからです。いわきには研修などはせず、挨拶をしにいっただけなのですが、その際に社長から直接この理念の説明をしていただきました。その際に教えていただいた理念を表す言葉である『浜を照らす光"であれ"』という言葉から、自分がJリーグクラブで働き、成し遂げたいものと一致していると感じました。また、会社の壁一面に理念が書かれていているので、毎日それをみてぶれずに仕事に励んでいきたいと思います。」

 

--インターンを悩んでいる後輩たちにメッセージをお願いします!

神戸「ゼルビアのインターンはいろいろな仕事を任せてもらえたり、自分が挑戦したいことにチャレンジさせてもらえる場所なので、失敗を恐れずにたくさんのことにチャレンジしてほしいなと思います。こういうことをやりたいと明確に思っていたり、うまくは言えないけど、漠然とこんなことしてみたいかも!?という考えがある人こそ輝ける場所だと思うのでぜひ応募していただけたらと思います。」

眞道「将来Jリーグクラブに働きたいという人に向けては、自分の力量がはかれる場所でもあるし、自分のできることや足りない部分をわかる場所なので、少しでも働きたいという気持ちがあればここで逃げずに応募をしてきて欲しいし、そういう人たちとインターン生も活動もしたいと思っています。

ちょっと上からみたいになっていたらすみません(笑)

一方でJリーグクラブに入りたいと思っていなくても、参加することにはすごく意味があると思います。社会人になる上でのスキルを学んだり、新しい人に出会い価値観を広げることもできます。それこそ神戸さんのように新しい進路が見つかるかもしれないので、新しい知見を広げたいなと思っている方にはぜひチャレンジしていただきたいと思います。」

岩崎「インターン生としていろいろなことを任せていただける環境なので、インターン生だからとか、社員の人が下に見ることなど一切ないです。1クラブの職員としていろいろなことをやらせていただけるので、サッカーに興味がある人もない人もこのインターンに興味がある人は挑戦してほしいです。絶対になにかを得て大きな成長をすることができると思います。

興味があるなら応募しちゃえ!って感じです(笑)」

篠崎「もうみんなが言ってくれた通りだと思います(笑)

挑戦できて成長できる場・優しくて尊敬できる社員さん・切磋琢磨しあえる仲間!

と、素晴らしい3拍子がそろっている環境なので、是非勇気を振り絞って申し込んでください!

一緒にFC町田ゼルビアを盛り上げていきましょう!!」

 

--最後に5年後の自分に1言お願いします!(笑)

全員「難しいですね(笑)」

(約1分沈黙が続く)

篠崎「挑戦し続けているか?守りに入ってないか? みたいな感じですかね(笑)

ゼルビアの発展に少しでも貢献していてほしいです!いや貢献します!」

眞道「5年後の自分へ

夢だったJリーグクラブで働いてみて自分の強みとか弱みを沢山知ったと思うけど、これからもJリーグのために働ける環境に感謝してね!

そして、私自身が学生から憧れや尊敬されるJリーグスタッフになっているようにこれからも努力して、1人でも私のようにクラブスタッフとして働きたいなと思う若者を増やしてね!

以上です(笑)」

岩崎「色々な迷いや環境の変化によって自分がつぶれそうになってしまいそうになることもあると思うけど、それでもぶれずに自分が信じるものを信じて突き進んでいてほしいです!

願望みたいになってしまいましたね(笑)」

神戸「グッズ担当として一人前になれていますか?

自分のことで精一杯になると思うけど、周りには沢山素晴らしい仲間がいると思うので周りを頼りながらそして周りを支えられるような人間になってください!!」

 

●編集後記・・・

また、サッカー界に新しい風が吹く。

インタビューを終え、インターン生の後ろ姿を見てそう想いました。

 

今年の卒業生は本当に愚直に一生懸命やれるメンバーが多く、団結力という意味でも非常にまとまっていたと思います。

そして、チャレンジ精神も強く、新しいことにどんどん挑戦してくれました。

 

その中でも、特にこの4人はお互いに刺激し合える仲間と出会えたことが、非常に良かったのではないかと思っています。

一般企業の就職活動と違い、採用があるかもわからないなか。

夏を過ぎ、秋に入る頃に就職先を見つけることができました。

不安と孤独と戦い。

そして、それに打ち勝った4人。

 

実はもう一人、プロクラブに行くインターン生もいます。

酒井咲良さんです。

今回の取材のタイミングに間に合わなかったのですが、ティアモ枚方に行きます。

国家資格を目指しながら、プロサッカークラブへの就職を決めた彼女も物凄い頑張り屋さんですし、単純に凄い!

 

去年も言いましたが、インターン生の統括も担当する私としては、インターン生一人一人に対して非常に想い入れがあります。

※繰り返しになりますが、これ絶対みんなわからないだろうなぁ~(笑)

 いつかわかってほしい(笑)

 

来年、対戦する際にみんなの元気な顔を見れることが何よりの楽しみです。

ただ、ここからがスタート!

同期として、これからもお互いを支え合いながら切磋琢磨していってほしいと、心から願います。

 

改めて5人へ・・・

「おめでとう!そしてこれからも宜しくお願いします。」

 

現在新しいインターン生を募集しております。

新しい仲間との出会いが今から楽しみで仕方ありません。

※募集についてはこちら(〆切:2022年11月17日(木)23:59まで)

(MACHIDiary 編集長より)