ヤツは一度、私の実家にも挨拶に来た。
実家で食事を共にした。
その後、父は言った。
「あいつは絶対にダメだ。
オマエが辛くなるぞ。
あいつはやめなさい。」
その意味が、後になってよく分かることになる。
乳は最初から見抜いていた。
母の説得で結婚の許可がおり、結納となった。
義母の提案で、結納金はなし。
「身一つでお越しください」とのこと。
そして結納では、義妹の振袖を着ることになった。
「こんないい着物、一生着れないでしょ?
◯◯◯万するのよ?
ありがたいでしょう?」
是非ともご遠慮したかったが、ヒステリーになると長い。
なので、有り難く受け入れた。
ちなみに。
お借りしたそのお着物の襦袢には、血のシミがついていた。
うん……。
とても不快。
結納については、詳細は書かない。
面白いエピソードだけ、ひとつ。笑
当日、初対面だった義兄がこう言っていたそうだ。
「顔はオレの好みじゃなかった!
お姉さんの方が可愛かった!
お姉さんと結婚すればいいのに!♪
弟は、オッパイと結婚したんだな!
オッパイ以外にないだろ?」
義母から聞いた。
さらに義母は言った。
「そうよねえ?
わざわざあなたと結婚してあげるには、理由があるもの。」
なんとも……。
絶句。
うん。
親子やな。
義兄はオッパイフェチらしい……。
あ!
そこじゃない!笑
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