好評連載中の、トリプルK公認・コーヒーカードインストラクターの素顔を紹介する連載インタビュー。 ついに最後となりました! 11人目の登場は心寧紡(ここねつむぐ)先生です。インストラクターになる前に、実はまったく別のジャンルで活躍されて、SNSで評判になっていた紡先生。一体、どんな分野で活躍されていたのでしょう? 早速お話を聞いていきましょう!
私は秋田県秋田市の出身です 現在もずっと秋田を出ることなく地元で活動しています。
子どもの頃はUFOや不思議な話が大好きで、占い雑誌の『マイバースデイ』(実業之日本社刊)を読んだり、興味本位で占いをしてもらったりすることはありましたが、特に「占い師になりたい!」と強い気持ちがあったわけではありませんでした。
なぜかというと、当時占いは自分の身に起こる悪い何かを予言される“怖いもの”という印象があって、それを知ったことで未来に希望が持てなくなるような恐さがあったから…というのと、霊感や予知能力などを持つ特別な人の仕事と思っていたからです。
社会人になってからは16年間、金融関係の営業事務と社員研修&事務インストラクターの役目をしていました。
その後、キャリアアップを目指して転職した所がとんでもないブラック企業で…ストレスから帯状疱疹を患って退職。アパレルブランドで出産まで働きましたが、その後は母の介護と子育てに明け暮れる日々でした。バブル期を猛烈仕事人間で生きてきた私なので、社会との交流が絶たれたような孤立感から、やっぱりたくさんの人と心を交わしたいという思いが湧いて、自宅にいながらできるハンドメイドを独学で覚え、作り始めました。
はじめた頃は、洋服やバッグ、幼稚園で使う巾着袋や上履き入れのオーダーをSNSで受付けていたのですが、途中から「タロットカードで使うクロスはお願いできますか?」「このカードのサイズに合わせたポーチを作ってほしい」など、占い師さんからのオーダーが増え、その方々のご要望に応えているうちに私の作品がカタチ作られて、有難くも今のスタイルになったというわけです。→つむぎ*布工房
それぞれにご縁のあった占い師さんは、どの方も愛着のあるカードですからこだわりがありますし、注文を受ける度に私もカードについて調べるようになりました
例えばカードクロスは、カードを置いたときにそれが映える生地の色や、並べたときにきれいに収まるサイズ、シャッフルしたときに布がヨレない芯地を探すなど、占い師さんと相談しながら工夫を凝らしていきます。
おかげさまで口コミで広げて頂いて、10年間で約2000件のオーダーをいただきました。そこで私は占いという仕事に誇りを持って向き合っている想いや、皆さんの魅力的なお人柄を感じて「占いって素敵だな」と、これまでの印象ががらりと変わりました。そして同時に「カード占い」の世界に詳しくなっていったのです 私自身も「タロットカード」「ルノルマンカード」を学ぶようになりました。
当時占い師デビュー前だった先輩インストラクターの日向先生(現在お休み中)には、お客様として特にごひいきにして頂いて 沢山お話をしていく中で、ある日、日向先生から「コーヒーカードのポーチを作ってほしい」というオーダーがありました。
私は「コーヒーカードってなんだろう」くらいだったのですが、カードを見て「こんなに可愛い占いのカードがあるんだ!」とびっくり。このことがきっかけで、コーヒーカードの沼にハマることとなったのです。
偶然その時期はコーヒーカード発売1周年イベントが開催されようとしていたときでした。
嬉しくて、単発ですがイメージした布地でいくつかポーチを作成したことを思い出します。
(スタッフ:それ覚えてます! FCMあてに画像を送っていただいて、インスタに載せていいですか?ってわざわざご連絡いただきましたよね?)
そうですそうです! それ、私です
↑当時、FCMに作品見本として送られてきた写真
多くの占い師さんや日向先生とのやりとりを通じて経験した、「どういうアイテムを望んでいるのか」というイメージを、言葉を通い合わせて固めていく…その作業をとても楽しく感じました。
「不便や不安と感じる部分をなんとかしてあげたい」とか「使い勝手を良くしてあげたい」という、相手の想いに寄り添い解決策を探っていくという過程は、占い師もハンドメイドをする人も向き合う気持ちは共通するところがあるのだと思います。
その人に喜んでもらいたいために言葉を交わし、不安が解消されることで言葉が明るくなっていく過程が楽しい。私のそういうちょっと「職人気質」なところは、きっとインストラクターとなった今も生きていると思います。
相手の思いを汲んで、同じ商品なんだけど、同じじゃない。その人だけのものという気持ちで手作りする点は、「占い」も「手作り」も同じ真心だと感じました。
数年前からルノルマンを学びはじめ、SNSや身近な人たちを無料で占っていたのですが、実はコーヒーカードを学びインストラクターとなってからが占い師デビュー。
お金を頂き占い師と名乗ることにしたのはここ最近なんです。
そしてコーヒーカードに出会ったのは主人が体調を崩し3年間の療養休職中だったのですが、その間、私はコーヒーカードについて猛勉強 その中で、インストラクターの天羽ココ。先生と、先生のコーヒーカード講座に出会えたことも大きな転機となっています。
ココ。先生やトリプルKの先生方の占いに対する真摯な向き合い方、考え方…占いは悩みを抱える方の背中に手を添えてその方が自力で未来を選んでいくためのタネをお渡しする役目なんだ。と胸が熱くなったのを覚えています。
おかげさまで昨年秋に公認インストラクターとなり、地元の秋田でコーヒーカードの種まきをしています。
少しずつ東北のファンが増えてきているのを実感し嬉しく思っています。
秋田では占いだけのイベントが無く、県の健康福祉活動推進事業の一環で、個人の方が「みんなのおらえ」というイベントを開催されています。
目下地元のコミュニティをどんどん広げて、他にもそれぞれの定期イベントに仲間入りさせて頂くようになりました。東北人は口数も少ないし、奥ゆかしさがあるので、こちらの方から声をかけると、やっぱり気になるよう。
「コーヒーカードなんて初めて見た〜!」と言いながら、カードを並べ始めると人がどんどん集まってきます。
おかげさまで出店し鑑定を重ねるうちに、当たるコーヒーカード!と口コミで広げて頂き喜びの毎日です。
コーヒーカードは現実的なところが好きです。カードの意味を詳しく知らなくても、相談者の方が見ただけで「この蛇のカードが気になるんですけど…」とか話しはじめてくれる。
言葉を交わしながら、相談者さんの一番聞きたいところや願いに手が届くように、自分の足で前を向いてもらえるように…を心掛けてアドバイスしています。
カフェはいろんな方が相談に気軽に足を運んでくださって、町の寄合い処みたいな親しみやすさもあります。出会ったご縁にも感謝ばかりです。
インストラクターがハンドメイド作家?と驚かれた方がいらっしゃるかもしれません。
インストラクターの先輩方はお人柄も実力も素晴らしい方々です。そんなインストラクターを憧れの存在として日々学ばれている方も多いと思います。私もその1人でしたが、私のような特異な経歴を持つ(笑)者でも、努力は夢を叶えます。ということをお伝えしたいと思います
コーヒーカードを通じ、トリプルKの先生方の占いへの愛や向き合い方、それをしっかりと受け継いでいらっしゃるインストラクターの先輩方と出会うことができました。
尊敬する先生方や先輩方と、仲間として活動できる感謝と喜びに燃えています。
最近ではチャットGPTなどのAIの利用が話題ですが、AIには真似できない「人と繋がること」、自分の中の「人間力」を大切にして、まずは地元の秋田から頑張って盛り上げていきたいです
<3周年に向けてのメッセージ>
まずは3周年おめでとうございます! 可愛くて学びはじめたコーヒーカードですけれど、この3年間、すごい勢いで人気が伸びているのを実感します。ご覧の皆様のお力だと思っています。コーヒーカードを現代に蘇らせてくださったトリプルKの先生方の真摯なお人柄と、FCMの田中さんはじめスタッフの皆さまのご尽力に感謝です。
「東北でもコーヒーカードをやってます」とぽちぽち見つけているので、ますます4周年5周年と大きくなっていけるよう、インストラクターとして頑張ります。みんなで盛り上がっていきましょう!
ここで、心寧 紡先生にワンオラクルをしていただきました!
コーヒーカードファンのあなたへ
紡先生のワンオラクル
『月』のカード
月は自らの輝きではなく、太陽の光を反射して輝いていますよね。
日頃から自分以外の誰かに支えられていることに感謝しつつ、自分の中の感性を見つけ、磨いていきましょう! きっと多くの人を惹きつける魅力になっていきますよ。
心寧 紡先生、ありがとうございました! 文中にもあるように、紡先生は当初ハンドメイド作家さんとしてお問い合わせをいただいてました。その後しばらくしてインストラクター検定を受けてこられたので「あれっこの間のハンドメイド作家さん、コーヒーカード習ったんだ!」とびっくりしたのを覚えています。コーヒーカードが人生の転機になったのですね 秋田で頑張る心寧さん、これからも注目してくださいね!
インストラクターさんのプロフィールや活動紹介は
こちらのページをご覧ください
全11回に渡ってお届けしてきたインストラクターさんインタビュー、皆様いかがでしたでしょうか? コーヒーカードのインストラクターさんは、現在お休み中の日向先生と合わせて全12名です! 気になるインストラクターさんのSNSをチェックしたり、お住まいの近くでインストラクターさんがイベントを開いたら、ぜひ参加してくださいね
さて、次回はついにコーヒーカードを現代に蘇らせたトリプルK、桜野カレン先生、香先生、高橋桐矢先生にコメントをいただきました!
これまでのインストラクターさんインタビューについてや、3周年に向けてのメッセージ、そして11人分のワンオラクルのコーヒーカードを、全部まとめてリーディングをしていただきました。さすがコーヒーカード!と思える鋭い読みになっているようですよ!
次回は『コーヒーカード3周年フェスin大阪』の前日!
6月23日(金)の更新を予定しています。どうぞお楽しみに