7月7日(日) 晴れ 観衆1178人

第20節 アウェイ福島戦。 2-3で大逆転勝利。

NHK地上波で観戦しました。試合終了後の率直な感想は、「すげぇ、凄すぎる。前半と後半で別のチームか?と思うほどの変貌ぶり。ハーフタイム中に一体何があったんですか?監督は何か選手へ魔法の言葉を言ったのですか?」です。NHKアナウンサーと解説の福西さんも試合展開の変わりように非常に驚かれていました。現地でも40人ほどの方が応援されていましたが、現場におられた方々はあまりの凄さに鳥肌がたったのではないでしょうか?もしこれがホーム戦で起こったならスタジアムは大変なことになっていたと思います。

試合は開始早々より今治が明らかに劣勢。全く攻めることができない状況で相手のプレスに対して前線を下げてただただボールを回すシーンが多く、たまに相手陣内までドリブルで進むもその後に味方が誰もいなかったりパスがオーバーしたりで、勝てる要素が全く見当たりませんでした。前半12分、福島はその隙を見逃さず、途中にリフレクションがあり不運な形になりましたが、距離のあるところからミドルシュートを決めてきました。今治の眼が覚めるかと思いきや相変わらずの体たらくぶりが続きました。そして、前半43分、今度は上手くスペースを突かれ、決定的と思えるきれいなミドルシュートで追加点を取られました。その後もパッとしないまま前半終了。この時点で私的には9割方負けたと思いましたが、後半に大逆転劇が起こるとは全く思いませんでした。ところが、後半は開始早々より試合が動き今治がボールを支配し積極的に攻めていきました。ハーフタイムに何があったの?、別のチームですか?と思わせるほどで前半とは完全に状況が逆転していました。大逆転劇の幕明けとして、後半7分、モスキオン選手のドンピシャのセンタリングに阪野選手が上手く頭で合わせてまず1点。その2分後、ゴール前の団子状態から市原選手が冷静に丁寧に後ろに流して近藤選手の豪快ミドルですかさず同点に追いつきました。その後はしばらく同点のままで試合が展開されましたが、明らかに勢いは今治にありました。後半30分、福島は高身長のFW選手を投入し攻撃にさらに厚みを加え積極的に1点を取りに行こうとしますが、後半36分、アンジェロッティ選手がスペースの中を通す絶妙の技ありパスを出しそれに反応した近藤選手が再度思い切ったシュートで逆転に成功しました。その後は相手の攻撃を何とか阻止しでそのまま2-3で逃げ切りました。結局、両チームともほぼ交代選手を使い切る総力戦でした。試合終了間際、水谷コーチの声が競技場内にひときわ響いてました。

今節は前日に他の上位陣が勝っていただけに引き離されない意味においても絶対に負けられない試合でした。本当に本当に勝って良かったと思います。

次節はホーム金沢戦(3位)です。金沢は開幕こそ調子が悪かったもののさすがは元J2チームだけあってしっかり勝ち点を積み上げています。今治も得失点差で4位ですが、しっかり連勝してチーム状態は良いですし、次節はヴィニシウス・山田選手が戻ってきて新たに獲得した2選手も加わります。メンバー的には申し分ないと思います。役者は揃っています。連休ということもあり多くの方々が後押しすると思います。ホーム戦の強みを充分に発揮して、必ずや金沢を撃破(連勝)して3連勝を達成し2位へ浮上してください。

とにかく勝つしかありません。応援しています。

連勝あるのみ!行け行け!FC今治


追伸)後半に福島の大関選手1人に持ち込まれシュートを打たれる危ないシーンがありました。セランティス選手の好セーブで阻止しましたが、試合を通じて大関選手のうまさが随所にみられた試合でもありました。いい選手ですね。佐藤選手の久しぶりの出場も良かったです。


前半12分のシーン。


梅木選手が相手陣内までボールを運ぶも誰もいない。


センタリングを上げるが大きくオーバー。


阪野選手へのパスも阻止される。


前半43分のシーン。


喜ぶ福島サポーターの人たち。


前半終了。完全に抑えられました。


後半7分、阪野選手のヘッドで反撃開始。


喜ぶ今治サポーターの人たち。


後半9分、近藤選手の豪快同点ミドル。


またも喜ぶ今治サポーターの人たち。


後半22分、大関選手のシュートをファインセーブ。


後半36分、近藤選手の逆転弾。


セランティス選手のファインセーブ。


最後まで攻めてました。


試合終了。


サポーターへ勝利のあいさつ。


後半は巻き返しました。


翌日の新聞。