
自分の指導する選手たちはU10です!ゴールデンエイジに向けコーディネーション能力を確立し、その能力を活かしながらプレーへと変わりつつあります。
幼少のころから一緒に練習をしてきた選手。途中から入部し練習してきた選手。今年も振り返ればいろんな成長を見せてくれ、指導者へメッセージを与えてくれた選手たち!
しかし、自分の子供の頃と今の子供たちでは、運動能力に大きな違いがあることだけは間違いない!サッカーを指導するにあたり、育成と言うことを考えたとき。注意しながら指導にあたらなくてはいけないと感じています。
皆さんも一緒にお子さんの成長を振り返り、考えてみましょう!
細かくドリブルする。
これが出来る子と出来ない子で「見た目」の目立ち度合いが変わりますね。
ドリブルが上手な子は、相手をキュンキュン抜き去っていくので
「上手いなあ」
という印象を持ちます。
逆にドリブルする時にボールが足元に収まらず、すぐにロングボールを蹴ってしまう子は
「技が無い」
という印象を持ってしまいがちです。
でも、小学校低学年の子供達の場合、身体的な成長度合によって運動能力が左右される年代なので、今現在の状態でサッカーの「上手」「下手」を判断するのは危険だと感じています。
この年代の場合、身体の小さい子供は脳からの運動指令が五体に伝わる速度ロスが無く、五体をバランスよく動かす神経がボディサイズに合致しているようですが、身体の大きな子供の場合、その伝達神経が十分に発達し切っておらず、五体のバランスを取るのが難しい場合があるように思います。
【これは、チームのリオ君を見ていると分かりやすいかも知れません】
幼稚園などU-6世代の場合、体格が大きい子は当たりが強く、キック力もある為、幼児の「団子サッカー」では大活躍します。
ボールに群がる子供達の中で一人ボールをキープし、団子から抜け出して強烈なシュートを放つというエース的な活躍をする訳です。
親御さんも「我が子はサッカーの才能がある」と感じることでしょう。
しかし、そういう子に限って小学校に上がると、体格の小さい子にドリブル突破され、足の速い子に抜き去られる・・・という場面に遭遇しがちです。
親御さんの感覚でいうと
「急にサッカーが下手くそになった」
という印象を持ってしまうかもしれません。
しかし、これも一過性の現象なので間違っても
「何で下手になったんだ」
と本人を責めない事ですね。
身体の大きさを持て余しているU-8世代の子供には、まず自分の身体の動かし方をきっちりと教えてあげる必要があります。
昔の子供達は、普段の遊びの中でボディーバランスの取り方や「手足を連動させて効率よく走る」という運動を自然に身に付けていましたが、現代では、そういった環境が与えられていない子供が大勢いる為、まずは体幹作り、バランス力の強化に重点を置くべきかもしれません。
昭和世代の方なら分かると思いますが、トレーニングで様々な動きを学ぶ。なんて、あまり記憶にないですよね。言うなれば出来て当たり前です。だから、練習も技術的なものが多かった!
教え込む指導でした!
さて、現代の子供たちにスキップ、サイドステップ(横跳び)等のリズムを伴う運動が苦手な子供が非常に多い事に驚きました。
「スキップ」なんて誰でも出来る動きだと思っていましたが、最近の子供たちにとっては決してそうではないようです。
今では「膝神」の異名を取る若手芸人が人気ですが、彼のような走り方をする子供達が非常に多い事にショックを受けた次第です。
デジタル世代の特徴なのかもしれませんが、インドアでゲーム機などを使って遊ぶ事が基本的な「遊び方」になっている現代の子供達にとって、コントローラーを指先で操作することには慣れても、ジャンプ運動や足のつま先で立ってバランスを取ったり、ステップを踏んでターンしたりする動きは「非日常」なのかも知れません。
「昭和」の子供達が自然に身に付けていた運動能力を平成の子供達が身につける為には、周囲の大人の努力が必要な訳ですが、これを実行に移すのは本当に大変だと痛感しています。特に働きながら子供を育てている家庭にとっては至難の業ですね。
1日中じっくりと子供と向き合える生活をしているのであれば子供の遊び方にまで言及する事も出来ますが、仕事を持っている人の場合、平日は保育園や学童保育に迎えに行き、帰宅してから寝る前の数時間の中で、家事の合間の数分しか子供と接する機会も無いでしょう。
そういう人たちにとっては、子供と会話をする時間を確保するのが精一杯、遊び方や運動に関する問題にまで手が回らないのが正直なところだと思います。
そういう環境で子供のサッカースキルを伸ばす環境整備をしていくのは非常に困難ですね。
サッカー好きの親であればあるほど、その子供はサッカーの「上手」「下手」を大人の物差しで判断されがちでしょう。
それなのにサッカーを上手くなる為の環境は大人の都合で制限される、そんな子もいれば、伸び伸びと親の保護下でサッカーを楽しめる環境を与えてもらえる子供もいる、そんな子供達が一緒に同じチームで活動しているチームでは、コーチとして彼らとどのように向き合っていくべきか試行錯誤の日々です。
冒頭に述べた「ドリブルの巧い・下手」に関しては、最近指導に力を入れ始めた事案なのですが、表面的に見えている部分と、その子供が抱える生活上の問題点とを考慮した指導をしなければいけないなあと感じています。
基本的に自分の学年は皆さんのご協力のもと恵まれた環境をキープ出来ていると思います。
でも、子供って口にしなくても行動で教えてくれるんですよね。
皆さんも、今の子供たちに必要な事を一緒に見つけてグランドでも、ご家庭でも一貫性ある育成に取り組んでみませんか。
読んでくれた方ありがとうございました!
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