がん緩和ケア | 直腸癌患者のつぶやき

直腸癌患者のつぶやき

男。現在50歳。
癌患者になってからもうすぐ3年。
なんとかここまで生きてきました。
モットーは物事を深く考えすぎないこと。

先日新聞にて”がん緩和ケア”について掲載されていました。


緩和ケアとは身体の痛みを和らげたり心理的な支援をしたりすることです。

緩和ケアを利用した人は3パーセントに満たないそうで、緩和ケアはがんがかなり進行した人が利用するものと考える人が多いためとみられています。

国は治療の初期段階から利用するよう勧めているようですが、十分に普及していないのが現実のようです。


私自身も骨盤内にある腫瘍のため、だんだん体にしびれや痛みを感じるような段階にあり、現実として緩和ケアを真剣に考えないといけないのではと思っています。私にとって一番怖いことは、痛みにより生きていくことがいやになることで、痛みさえなければなんとか頑張れると感じています。


今回の化学療法治療で6回が経過しました。腫瘍マーカーの値が徐々に上昇しているので、今回の治療からアバスチンというもう1種類の抗がん剤を追加することになりました。この抗がん剤は過去に放射線治療をした人にとっては血栓ができやすいという副作用があるそうで、以前2回放射線治療をした私には多少そのようなリスクを覚悟での治療となりそうです。


これからの経過が少しでもよい方向になるよう祈るばかりです。