働くがん患者 | 直腸癌患者のつぶやき

直腸癌患者のつぶやき

男。現在50歳。
癌患者になってからもうすぐ3年。
なんとかここまで生きてきました。
モットーは物事を深く考えすぎないこと。

厚労省の推計で、働きながらがん治療のために通院している人は全国で男性14万4千人、女性18万1千人とあわせて32万5千人いるそうです。ただ7割の方が治療と仕事との両立は難しいと感じていると報道されていました。


私もその32万5千人のうちの一人の働くがん患者です。現在化学療法の治療進行形の状態で、かなり休みをとらなければならない状況です。そのことで、職場の方に大変迷惑をかけており、ほんとうに心苦しい思いをしています。おそらく同じような思いをして働いているがん患者の方がいっぱいいることと想像します。


先日某テレビ番組で、そういう働くがん患者のために夕方から夜中にかけて診療できる東京方面の病院が紹介されていました。たしかに、仕事を休むことなく治療できるのであれば、ほんとうに助かります。ただそんな病院は現在ではひとにぎりで、多くのがん患者の人が治療をうけることは現実的に難しい状況です。しかし、将来そのような医療機関が増えれば、仕事をやめなくてもよいひとも増えるでしょう。


働くことができるがん患者がふつうに働ける社会になってほしいと願います。