秋月で見つけたUSBマイコンがあのトラ技のおまけだった件
 
秋月電子で発見したUSBマイコン300円
 

「長期保管品です」「ご質問ご返品ご返金一切不可です」の記述がある。
家に帰って調べてみるとチップにはD78F0730との記述があり、
あの有名なトラ技さんの2008年8月号に付録されたものらしい事とか
今はRENESASさんでサポートされており、後継はRL78/G1Cであることなどが判る。
 
で、以下のページ
https://www.renesas.com/jp/ja/software/D3017761.html
2010年頃の記事ですが
SUBドライバーはルネサスさんが提供の物が使用可能で、
『64bit版OSで動かすには、ルネサスエレクトロニクスさんの
 提供するドライバをダウンロードして解凍し、
 中の wlh_amd64 のフォルダを開きます。
 そして、necelusbvcom.inf をメモ帳で開き、
 3箇所あるUSB¥VID_0409&PID_01CD をUSB¥VID_0409&PID_FFFD に変更します。』
とあるのでRENESASさんにページに行ってドライバーを探します。
・・・・
・・・
・・




1時間探して見つからない。
さっきのページに戻ってみて、
記事の続きを読んでいくと
『「ルネサスエレクトロニクスさんが提供しているドライバ」ですが、リンクが切れています。
ルネサスさんのHPで探したのですが見当たりません。提供されなくなったのでしょうか?
合併に伴ってページが移動されて、なくなったようです。』
となっており、
さらに
『トラ技78Kマイコン用の64bit対応版ドライバは、
 「J-Writer」のページに64bit版ドライバを用意したので、
 それをお使いください。
 詳しくは、当ブログの下記の記事をご覧ください。
 http://nahitafu.cocolog-nifty.com/nahitafu/2012/02/j-writerwindows.html』
 
おお神だ。世の中には神様がおられるんですね。
 
早速ダウンロードして解凍。
拡張子sysとかinfとかのファイルが現れた。
 

これがドライバー
これをデバイスマネージャーで「不明なデバイス」扱いされていたあいつに認識させればOKなはず。
 

 
まず、フォルダーをまるごとc:¥jwriter_trg78k_64にコピー
不明なデバイスで右クリック→ドライバーの更新→コンピューターを参照して・・・検索
c:¥jwriter_trg78k_64を指定。
出たー「このデバイスをソフトウェアをインストールしますか?」
もちろんインストールする
 
 

ドライバーが正常に更新されました
出来たー
 

 
デバイスドライバーで見るとCOM10で認識。
 

 
 
テラタームで接続。
何も出ないので改行を送ってみるとおおーTragiBIOS Version1.20Aと表示。
トラ技バイオスがちゃんと見えました。
 

 
 
でも、でもでも。
何を入力しても、Unknown Commandって言われちゃう。
それも当然。俺コマンド知らないし。
調べると
load,flash,wr,dump,jmp
の5コマンドが使えるとの事。
 
適当に入れていくと文字化けするが、これはTeraTermの設定がSJISになっていない為。
SJISにしておけば日本語が表示される。
 
例えばjmp 100とすれば「ユーザプログラムを実行します」と言って固まる。
つまり、プログラムが何も書かれていないので暴走したのだろう。
固まった場合は一度USBから外してもう一度USBに入れてあげると治る。
 
loadとやるとDrop a HEX fileとなって、TeraTermに何かファイルをドロップすると
errorとなってしまった。
何がエラーなのかわからないが
色々調べると
loadしてjmp f000してあげると良いっぽい。
 
じゃ、何をロードすればいいのだろうか?
コンパイル済みの実行ファイルだろうなー。
それはトラ技の本を買うと付いてくるCDの中ですよね。
 
それと、RENESASとかからコンパイラーが手に入ったとしても
トラ技bios用のライブラリも無いと駄目だし。
結局全部セットで入ってくるあれを注文して本日は終了とします。
 

 
届いたら続きやりますね。