去年の今頃はサガスカーレットグレイスに夢中でした | バーチャルコンソールクエスト

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ゆるゆるゲームブログ

ダンジョンの入り口はあるがダンジョンはない。

ただそこにいる敵が示されるだけである。

だがその情報に、胸が踊るのであります。

サガスカーレットグレイスは、スクエニが2016年の12月に発売したPSVITA向けのロールプレイングゲームです。数々の名作、問題作を送り出してきた、サガシリーズの最新作です。実は、発売されるまで存在忘れてました。で、サガシリーズの新作かあ。どんなゲームか分からんけど遊んでみるかあ。という感じで遊び始めて、最初はそのシステムを理解できずに進めていたんだけれども、キャラの頭に豆電球が出るがような感じで「そういうシステムか!」とゲームの肝を見つけるほどにその魅力に取り憑かれていき、2017年戦闘が最高に痺れる部門ではダントツの1番のゲームになりました。サガスカの戦闘はトレーディングカードゲームのようであります。勝負は敵の面子を確認した所から始まります。まずは相手のデッキを確認するという感じです。その情報を元に、パーティの面子、武器、陣形などを考えます。そしていざ勝負。サガスカの戦闘はコスト制、敵味方双方星4つからスタート。1ターンごとに1つ増え、最大8つまで増えます。技は星1つのパンチや突きから、4つ以上の大技まで、星を使って繰り出します。1ターン目、4人でジャブかましてもいいし、いきなり大技でもいい。それは敵も同じ。細かく来ることもあれば、痛いやつ準備してたりもする。相手の行動は基本事前に分かります。ここからはどう攻めて、どう受けるか。サガスカにはこの駆け引きを熱くする連撃という要素があります。画面下にはキャラが行動順に並んでまして、例えば味方を○、敵を●として

○●○●

と並んでたとしまして、最初の○の攻撃で左の●撃破したとすると

○○●

となるんですけど

ここで○と○が繋がることで連撃が発動、二人掛かりで残りの●をボコることが出来ます。

これは敵も同じで、1人目で仕留め損なって敵のターンで右の○がやられると

○●●

となり敵の連撃発動、大ピンチです。さあどうする?

それから先ほど相手の行動基本事前に分かるといいましたが、一部???と表示される技がありまして、それがガード、カウンター、とここはサガシリーズでもお馴染みですがサガスカは更にもうひとつ、インタラプト技というのがあります。インタラプトという名の通り、相手の行動に割り込む技で、斬撃、突き、打撃と特定の技に反応して割り込みます。相手の行動見えるので狙って仕込む、だけでなく、???の技に対しても相手の持ち技把握してれば、カウンターか、あるいは打撃のインタラプトか、インタラプトなら打撃に対しての斬撃なので、こっちは斬撃のインタラプト仕込んでおいて……という感じでCPU相手に熱い読み合いです。

 

サガスカの戦闘は詰め将棋のようでもあります。とにかく手持ちの駒で、相手の手を読みながら撃破してく。上記のような状況以外にも挑発技仕掛けてうまく相手を怒らせたら、次のターンはカウンターで迎え撃つなどなど、組み立てた作戦がズバッと決まり完勝した時の気持ち良さは最高の一言。そうそう、連撃発生の次のターンは技のコストが1つ減る特典あり。ほかにも色々あるんだけれども、それは是非遊んで確かめて欲しいところです。難点ひとつだけ挙げるとすると術の運用の難しさかなあ。まあここも楽しめるポイントと言えなくもないが。

 

 派手なムービーもなく、ダンジョンもないのでマップ上のバトルポイントを右往左往するだけ。武器防具強化の素材集めや条件もわりと面倒で、イベント発生条件も複雑怪奇で一筋縄ではいかないんだけれども、それを補って余りある最高のバトル。を繰り返してくうちにテキストのみで繰り広げられる冒険譚の魅力もじわじわと沁みてきて、気がつくとサガスカの虜になっていたのでした。

 

以上、2017年印象に残ったゲーム、3本目のサガスカの感想文でした。戦闘の魅力少しは伝わったかなあ。伝えられた自信ないなあ。サガスカはもっともっと広まって欲しいと思うので、是非スイッチ辺りに移植して欲しい。その際は、オンライン対戦モードもお願いしたい。人との読み合い、楽しいと思うんだよなあ。

ではでは(・ω・)/