借りぐらしのアリエッティ観てきた | バーチャルコンソールクエスト

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朝イチで上の娘と観てきたよ。
宮崎作品は、良くも悪くも非常にエネルギッシュで
観るものの心を激しく揺さぶるものがあるので
観るのけっこう大変だったりしますが
今回のジブリ作品は宮崎監督は自らメガホンを握らず
米林宏昌氏が監督を勤めました。
さて、その出来や如何に。


うん、これはいいんじゃないでしょうか。
絵柄はしっかりジブリジブリしていながら
観るものが当てられてしまうような熱気が消え
非常に軽やかに、爽やかに僕の中を駆け抜けていきました。
小人の住む世界を見事に映像化してたし
身の回りにある小物が彼らにはサバイバルツールになったりして
その一挙手一投足にわくわくしたり
人間とのふれあいにドキドキしたり
まあよくできてたな。
そしてアリエッティが可愛すぎますw
惚れた。
久々に、ジブリアニメの女子に萌えたwww
アリエッティ相当可愛いです。
僕は大好きだなw

あんましネタバレしちゃうのもあれなんで
君に届け!
とおっさんの胸に届くように喩えると


借りぐらしのアリエッティは

チビロボでとんがり帽子な巨神ゴーグです(・ω・)b


まああれです、病弱な子と小さい人の心の交流って時点で
メモル的な雰囲気だろうなとは思ってましたけどねw
その辺は大方の予想通りでしたよw
あとはご自身の目で確かめて欲しい所。


子供もとても楽しかったようで
親子でニコニコで劇場を後に…


うん、軽やかで、爽やかで、とても楽しい映画です。
そうです。
そうなんです。
悪い所はほとんどない。
樹木希林演じるハルさんだけちょっと濃すぎるかも、という意見もあって
まあそれはたしかに、あれは濃いというか怖いと言うか腹が立つと言うか
まあちょっとキツイ役どころではありましたが
ハルさんのあの動き、あの作画を観ちゃうとねえ。
それでもいいじゃないw
と思った。
だってあれはあれですごい。

よもや二十一世紀の銀幕で
ムー&ムー一族の樹木希林が観られるなんて努々思いませんでしたよwww


心の中で「ジュリーって言って」と念を送ってしまったw
おっさん的にはここも見所のひとつでありますwww

ハルさんはこれくらいにして本題に。
爽やかでいい映画なのは間違いないです。
多くの人にお薦め出来る作品なのも間違いない。
だけど、僕にはちょっと物足りなかったなあ。
と時間が立つごとに思えてきた。
観た後で、あそこがよかった、ここがすごかった。
と言い合う気分にはなれなかった。
面白かったねー
うん、面白かったねー
で終わってしまった。

実は、先週下の娘と劇場版アンパンマン観に行きまして
これが僕の予想の遥か上をいく出来で本当に素晴らしくてめちゃくちゃ感動した訳です。
で、その興奮が未だ続いてるせいか
アリエッティはちょっと物足りなかったなあ。
もうこの辺は個人の好みの問題だと思いますが
僕はもう少しだけ、物語の中に、観た人の心の中に何か残る、作り手の思いが欲しかった。
そんな気がします。
うん、欲しかった。
そこが少し淋しい感じです。
あ、いや、この淋しさがこの映画の核かもしれんな。
これ書いてるうちにそんな気もしてきた。
うん、オタク心をくすぐる場面が少なからずあったので
そっち目線強めで観てしまったけど
意外にこの気持ちが伝えたかった事かも知れんな。

米林監督けっこう恐ろしい子かもしれませんw
アリエッティはもちょっといろいろ見つめ直した方がいいかも。
うー、いかんいかん、どうしてオタクはこう面倒くさい見方しかできんかねorz
まあうるさいオタクはおいといて
ほんとに気持ちよく観られる映画でして
尺も94分といい感じでまとまってますし
夏休みに家族で観るにももってこいな作品だと思いますので是非是非。