いやあ、二宮君かっこいいよねw
いやいや、そうではなくて。
ちょっと前から、NEWスーパーマリオWiiのCMで
『こんな遊び方あります』シリーズが放映されるようになりました。
WEBの方でもこのシリーズのページが公開されとります。
NEWスーパーマリオブラザーズWii いろんなお題にチャレンジ!
いろんなお題にチャレンジしてもっともっとマリオWiiで楽しんでみてね。
という企画ですね。
クリアしてもまだまだ楽しみ方ありますよ、という事でもあるでしょうし
もっとやり込んでみろや!ということかもしれません。
言うなれば、任天堂発・NEWマリオWiiやり込みのススメ、でありますw
えー、やり込みについては書き出すとまたえらいことになるので別の機会にするとしてw
今回はWEBでも観る事のできるCMの中から
僕がテレビで初めて見た時にその作りの巧みさに思わず唸った
連続50UPに挑戦のCMを、僕なりに解説してみたいと思います。
いらねえよ、そんなの!
なんてこと言わずに、ね。
いやほんとこのCMは凄いんで。
ちょっとじっくり読み解いてみたくなったんで
そのつぶやきにしばしお付き合い下さい。
今回解説する映像は上のリンクから観る事が出来ますんで
是非そちらをご覧になってからお読み下さい。
まず出演者から。
このCMに登場するのはジャーニーズの人気ユニット嵐から二宮和也君と大野智君。
二宮くんはマリオWii発売前から登場してますが大野君は初登場。
大野君は嵐のリーダーで二宮君の3歳上の先輩ですが
このCMに限って言えば二宮君がマリオの先輩で
大野君は二宮君のプレイを参考にしつつ50UPを目指す。
という図式でしょうか。
CMはその1からその3までの3部構成。
それでは順番に見て行きましょうか。
その1はお題を確認した上で、二宮君が挑戦して失敗する、という構成。
まず最初に二宮君が「男のロマンですからね」と発言。
スコアアタックを男のロマンとか言うどこぞのゲーマーと同じ思考www
ということで二宮君はゲーム好きというスタンスであることが確認出来ます。
その後に無限1UPポイントのキラーの谷を見て
「ほら、いい具合に出てるもうw」とかいって萌えてるので
間違いなくゲーマー役です。
実際にゲーム大好きっ子かもしれませんがw
それに対する大野君は「これだあ」と言いつつ苦笑い。
若干引き気味ともとれます。
ということで、大野君はまったくゲームしない人、かどうかは分かりませんが
少なくともがっつりやり込むタイプではない。
言わば現在の任天堂を支えている層の代表、と見る事が出来るかもしれません。
その二人がやり込みに挑戦すると言うテーマで作られたCM。
ふむふむ、これは面白いではないか。
その1では二宮君の挑戦失敗。
失敗した時の二宮君ののけぞり方がゲームプレイあるある的で
ゲーマー目線では堪りませんな。
萌えますwww
そして
ひとりでも、みんなでも、NEWスーパーマリオブラザーズWii
とナレーション。
とそのあとのカットに度肝を抜かれる。
赤いタイトルの後に、再び二人に映像を戻した、その最後に大野君が発した一言。
「ちょっと待ってこれ50回もやるの?」
これをカットせずにCMに乗っけるとは。
任天堂、恐ろしい子。
こんなバカなことを50回もやるのか?
やり込まないゲーマーから見た、やり込みに対する印象を一言で表しております。
そう、やり込まない人にとってやり込み要素ってバカバカしい行為かもしれません。
時間の無駄といってもいいかも。
そういう、やり込みのネガティブな要素もちゃんと伝えている任天堂はほんとに恐ろしい。
普通のメーカーならCMやり込み要素満載!とは言っても
やり込みってなんか呆れるよね?とは絶対に言わないと思うもんwww
いやいやこれほんと最初見た時度肝を抜かれましたよ。
ここまで伝えるかと。
感心しまくりです。
続いてその2を見てみましょう。
その2は大野君のプレイ動画。
冒頭に大野君が「分かったかも」と発してから挑戦スタート。
分かったかも、の一言でけっこう練習した事が伺えます。
で、なにか掴んだと。
そして挑戦。
その掴んだ何かを確かめる為の挑戦。
それは途中まで上手くいきます。
二宮君は大野君が掴んだポイントってなんだろう?と思い
最初に「何?」と発した後食い入るように画面を見つめ
「そう、そう」と言いながら理解し、これはと思った瞬間
「もうハマった、コレ」「キタ」と発したその刹那、大野君凡ミスorz
二宮君的にはパターン入った!と思ったところでのミスでしたから
「だからなんなんすか、それ、もう(`Δ´)」
と、観客なのに逆切れw
素晴らしきゲーマーあるあるwww
「もう、それ完全にハマってたよ」
大野君のふがいなさにいらつきが収まらない二宮君に対し
大野君は冷静に
「いま、いまのだよね?」
と感触を確かめる。
掴んだ、気付いた、コレだよね。
ゲームの面白さに気付く瞬間であります。
二宮それ言い過ぎ、という苦笑いも見て取れますがw
それ以上に掴んだ感触を忘れないようにすることに注力してる大野君。
50UPチャレンジャー誕生の瞬間ですw
そうそう、ゲームの面白さってここだよね。
そんなの無理とか、そんな行為滑稽だと思ってた事が
自分の手で実現出来ると分かる瞬間。
この瞬間って最高ですよね。
僕はこの瞬間が一番好きです。
クリア出来た!
よりも
いけるかも?いける!!!
の瞬間の方が楽しい。
ここに気付けば、あとは己との戦いですからね。
そこに至るまでの、探ってる過程がゲームの大きな魅力のひとつだよなあ。
その2のCMはそんなことを気付かせてくれるCMでした。
こういうタイプのゲームCMもなかなか珍しいですね。
気付きの瞬間を見せるCM。
これまた痺れたマダオであった。
二宮君はその1の冒頭でここに気付くというゲーマースキルを身につけてましたが
大野君はその2で気付きました。
こうなるとどっちもゲーマー、どちらが先に達成出来るかゲーマー対決でありますw
その2はその後50UPに挑戦する大野君を移して終了。
その顛末は特別編で観られますので是非。
さあ最後、その3であります。
その3は今の所WEB限定での公開かな。
その3は再び二宮君がコントローラを手にし、50UPに挑戦。
二宮君がパターン入った状態から始まり
二人で50までカウントダウンする映像が流れます。
45、46、47、48、49、50!!!
テンションクライマックス!
壊れる二宮君www
爆笑する大野君w
顔見知りがギャラリーとしている時の場ってあんな感じですよね。
なんか笑えるというw
実にいい風景であります。
作りとしては一番シンプルで
こういうことできまっせ!!!
というお手本プレイともいえます。
これはCMの王道ですね。
CMひとつでここまで興奮するとは思いませんでしたな。
でも観れば観るほどよく出来てるんですよねえ。
やり込み要素の捉え方、気付きのの瞬間等々
ゲームを面白いと思う瞬間、ゲームの読み解き方をどう伝えるか。
それについてレクチャーしている初めてのCMかもしれません。
それを実践しているお二方が今をときめくアイドルの二人と言うのも印象深い。
というか、二宮君はガチでゲーム好きだよね。
二宮君といえば僕は映画青の炎でアイドル離れした抜群の演技力にびっくりして
普段アイドルにはほとんど興味を示さない、
特にジャニーズ関連はSMAP以外誰が誰やらよく分かってない状況だったりしますが
二宮君だけはなんか好きで追っかけてますけど
あの目は演技の目じゃないと思う、多分w
もうひとつ、これ見て思ったのは、伝える事の難しさ。
面白いものを面白いと伝えるのはホントに難しい。
さらにそれを好きになってもらおうとするのはもっと難しい。
しかし、伝えずにはいられないですよね。
自分がいいと思うものを相手が好きになってくれた瞬間てのは
ゲームをクリアする以上の喜びがありますからw
でもほんとにこれは難しい。
最善の方法は、ないw
分かってもらえないことの方が多いでしょう。
それでも、なんとかゲームを好きになってもらおうってのが
このCMの目的ですね。
とにかくやってみせる。
愚直に、真摯に。
この辺はメーカーもゲームが大好きなゲーマーもいっしょですね。
ゲームがいつまでも一級の娯楽であって欲しいという思いは一緒ですね。
だからこのCMは僕の胸に響いたんだろうなあ。
少なくとも、僕には届いたよ、とw
ゲーマーに届いてもあんま意味ないような気もしますがwww
とにかく、CMだけでかなり楽しませてもらいました。
超美麗なトレイラームービーや、超絶プレイ映像もいいけど
もっとお客さん目線の、真にお客さんの為のCMが増えるといいですね。
でもせがた三四郎や湯川専務のような、なんだか分からないけど印象深いのもいいな。
ゲームCMの歴史もかなり奥深いものがありそうであります。
これだけでも研究対象としては十分だよな。
でもよしとこう。
やっぱ遊びたいからねw
ではでは(・ω・)/