剣闘士グラディエータービギンズで遊んでみた | バーチャルコンソールクエスト

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ゆるゆるゲームブログ

ほんとはPSPの鉄拳6買おうかなあと思ってたんです。
が、気がつくとこれを手にレジへ行ってたという。
ま、まあよくあることです。
よくあることだよね?
ここ逃すともう出会えないかもって思って買っちゃうことあるよね、ね?
ないかw

まあいいですよ。
結果めちゃくちゃ楽しかったのでいいです。
PSPの鉄拳6のお値段が高かったので
お店はとてもリピートしてくれなさそうな、無骨で売る気のかけらも感じられないパッケージに
惚れ申して購入したアクワイアの剣闘士グラディエータービオギンズ。
で、帰って手に入れたばかりのキングダムハーツ柄のPSPにセットして始めたところ
面白いのなんのってびっくり仰天ですよ。
ということでどう面白いかちょっと感想をば。



剣闘士グラディエータービギンズは格闘アクションゲームです。
主人公は奴隷で興行主に剣闘士として買われた身でありまして
しょっぱな多額の借金を背負ってる哀れな男であります。
この境遇から抜け出すためには剣闘士として勝ち続けるのみ。

ゲームですることはひたすら相手を倒して倒して倒しまくるだけ。
ステージは四方八方を金網に囲まれた折の中。
バトルはシングル、タッグマッチ、チームバトル、
バトルロイヤルに制限時間内に生き残るサバイバルの他
特別興行で虎さんと闘ったり象さんと闘ったりとまあいろいろあります。
でもとにかく相手を倒すなりなんなりして生き残ればお勤め終了。
賞金手にして帰ります。

操作はアナログスティックで自由に移動のフリーランニングシステム、
攻撃はボタンで上・中・下段使い分けるシステムで具体的には

△が上段、つーか頭、これは押しっぱなしで溜め攻撃可能。
○が中段右側面、タイマンで正面から対峙してるとすると相手からすると左手狙い。
□は中段左側面、上と同じシチュエーションだと右手狙いですな。
×が下段、足元狙いです。

攻撃はこの他スキル攻撃が可能でして
スキルセット画面がありますんでそこでそれぞれにスキルセットしてますと
Lボタン+対応ボタンでスキル攻撃発動。

防御はRボタンによるドッジ(避け)とパリィ(捌き)があり
ドッジはRボタン押しっぱなしにしとけば勝手に避けてくれます。
パリィはRボタン押しっぱなしにしつつ相手の攻撃に合わせてLボタン押すと発動。
成功すれば攻撃受け流して大きな隙をつくれます。
攻撃にはドッジやパリィ不可のものもあるんで使いどころが重要。

大体こんな感じかな。
ボタン配置とリンクする形で攻撃が出るんで簡単操作で直感的な攻撃が可能です。
格闘ゲームとちょっと違うのはスタミナゲージがあって
技を繰り出すごとにこれ消費しますんでここが尽きると疲れて
遅い攻撃しか出来なくなるとこかな。
スタミナはしばらくすると回復しますんでこの
攻めどことと引きどこを見極めるが重要なシステムでもある。

主人公には体力・技術&持久力・腕力の設定があり
ここは戦いでゲットできるアビリティポイント振り分けることで成長させることが可能。
体力上げるとHPが増えるんで多少の攻撃では倒れない強靭な体に。
技術&持久力上げるとスキル攻撃がコンボに組み込まれ
持久力もアップで連続攻撃可能なタフ体に。
腕力上げると攻撃力アップの他、本作は装備に重さが設定されてて
キャラには装備できる総重量が決まってるんですがここを強化すると
その上限もアップしますんでより強力な装備を可能とします。


細かいところはもういいかw
こっからは実際に闘った印象を。
まず、先ほども述べたようにボタン配置と攻撃がリンクしてまして
上・中・下段の打ち分けが感覚的にできるんで実際に闘ってる感が強いですね。
シンクロ率が高いんで攻撃が決まると気持ちいいです。
動き自体はバーチャのようにスピーディーな展開に慣れてたりすると
ちょっぴりもっさりした感じがあるかもしれません。
しかしその分、武器の重さがしっかり伝わるんでこれはこれでいい感じ。
キャラクターは部位ごとに防具装備出来まして
あんまし被弾し続けると防具吹っ飛んでいきます。
防具だけなく、得物も吹っ飛んでいきます。
ということで攻撃の打ち分けが非常に重要になってきますな。
小盾どつかれると後ずさりしたり尻餅つきそうになったり
剣が流されたり左右によろついたりと被弾モーションもよくできてます。
避けは基本後退なんですが足元に吹き飛んだ防具なんかあったりすると
ずるっと足滑らせますし金網に触れると軽く弾かれて手前によろけたりと
とにかくよう出来てます。
武器防具もかなり種類があるようでして、装備によって見た目も戦闘スタイルも変わります。
戦闘スタイルは
小盾+武器、大盾+武器、両方武器の二刀流に、
素手もしくはそれに順ずる武器による格闘スタイルの4種類。
特筆すべきは戦闘中にそのスタイルを変えられるところで
例えば最初小盾+片手剣でバトルスタート。
相手は小盾+メイスだったので右手に集中砲火浴びせて
武器落したら小盾自らドロップして(両手装備は十字キーで任意に脱着可能)
相手より先にメイス拾い二刀流でボコりまくりとかw
大盾スタイルでも武器がアックスとランスでは戦い方違いますし
まあいろいろ試し甲斐がありますね。

ゲームの難易度はけっこう難しいかも。
操作こそ簡単なもののモーションが細かいとこまでよくできてて
敵さんもその細かいとこついて攻めたり守ったりですんで
ゴリ押しが通用しにくいです。
しかし、それだけに、足元崩して頭狙いとか、まずは盾剥がそうとか、
いろいろ対応考える楽しさがあります。
はじめて遊んだ印象は、得物も種類豊富だし、血の表現はけっこう強烈だし
一触即発で真剣勝負な感じがブシドーブレードみたい。
と思ったんですが、遊びこむとブシドーブレードとは対極のゲームでした。
ブシドーブレードは一撃必殺がベストだった気がするけど
こっちはそれじゃダメだった。
こっちは剣闘士です。
命がけで闘ってるけど見世物なんです。
画面右上にはなんと観客の盛り上がりを表すゲージがあり、
華麗に避けたり、連続攻撃したりすることでこのゲージがアップ。
観客の満足度が高いとリザルトでボーナスたくさんもらえて借金返済も進むので
観客にアピールしつつ勝つ必要もあるという。
常に華のある闘いを心掛けよということかな。
隙を作って渾身の一撃見舞うブシドーブレードとは対極だな。
魅せるという意味ではファイティングバイパーズ辺りの方が近いかもしんない。
そういえばバイパーズもアーマー剥がしたり自ら脱いだりできましたし
金網でスマッチでしたしバイパーズっぽいな。
フリーランニングだからスパイクアウトor龍が如くライクなファイティングバイパーズw
でもバイパースより重く血なまぐさい闘いだけど。
その重さがいい。

僕は今のところ生き残るのに必死なんでお客の評価気にする余裕はないけれども
高い評価を得られたときはやっぱうれしいなあ。
スキル強化の楽しみもありますし、
武器もノーマルから特殊効果やAPボーナスのある武器を合成して強化することできますし
闘うのが楽しい作りです。
基本はひたすら闘うだけですが、メディアインストール使えば読み込みも
最小限に抑えられるのでテンポもかなりいいです。
というか、テンポよすぎてやめ時が難しいという。
ストーリーも主催者である貴族や有力者、そしてライバル達とのからみが
闘いと闘いの合間にいい具合で織り込まれいい感じでマルチに展開しまして
こちらもついつい追っかけたくなる作りであります。
こりゃほんといいゲームだったなあ。
新年早々いいゲームと出会えて今年も幸せであります。


以上、剣闘士グラディエータービギンズで遊んでみたでした。
とにかく闘ってる臨場感がよくてついつい遊んでしまいます。
SE等音の演出も見事です。
前作のPS2版も遊んでみたくなったけどまだ手に入るかなあ。
開発を担当した娯匠はPSPでラストレグナムなんて作品も手掛けてるようなんで
こっちも探してみよう。
ではでは(・ω・)/