G&Wバーミンで遊んでみた | バーチャルコンソールクエスト

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ゆるゆるゲームブログ

ゲーム&ウォッチ。
ゲーム&ウォッチ。
ゲームと時計。
ゲームで時計。
そう、
一応時計だったんだよね、あいつ。
でもゲーム&ウォッチが発売された当時
あいつを時計として観てた奴なんて一人もいなかったと思うぜ!!!
少なくとも僕の周りではみんなゲーム&ゲームでしたw
時計は食玩のフィギュアに対するラムネやガム的な位置付けだなあwww


ということで、強烈に思い出補正のかかる僕ら30代後半以上のおっさん以外は
もういまさらゲーム&ウォッチはないだろう。
と思われてるかと思いますがそれでも敢えてレビューしてみたいなと思いましてするなり。

まずはゲーム&ウォッチの仕組みを簡単に説明しましょうか。
オリジナルを知らない若者はなんでうっすらキャラのパターンが映ってるのか、焼け付きか?
なんてこと思われてるかもしれませんが、それ仕様ですw
ゲーム&ウォッチは7セグメントディスプレイを応用したものでして
7セグメントディスプレイっつうのは電卓の数字を表示するアレです。
電卓で表示される8を思い浮かべてもらうと一番分かると思いますが
7つのセグメント(パーツ)をすべて黒く表示すると8になりますよね。
各セグメントのオンオフで数字を表示したのが7セグメントディスプレイといいます。
液晶だけでなくLEDのものもありますよね、パチンコのセグとか。
ちょっと苦しいのもありますが組み合わせでアルファベットなんかも表示可能です。
当時電卓の7セグを利用してシューティングするというゲーム電卓が流行ってましたが
数字のセグの代わりに各ゲームに必要なセグをデザインして配し、
セグのオンオフによって動きのあるゲーム性を実現したものがゲーム&ウォッチであります。
ゲーム&ウォッチ第一弾は1980年に登場しDSiウェアでも配信中のボール。
お手玉ゲームでした。
初代ゲーム&ウォッチはDSの下画面部分だけのようなハードで
左が十字キーじゃなくボタンひとつ、そして右もひとつ。
左右の動きのみで楽しむものでありました。

今回取り上げるのはボールではなくバーミンであります。
ゲーム&ウォッチとしては3作目になりますか。
ほんとは僕が10歳の誕生日に始めて買ってもらったファイアを取り上げたい所ですが
残念ながら今の所配信予定ではないので友達に借りてやってたバーミンを。
DSiウェア版で当時思う存分やり込めなかったモヤモヤを晴らしてやろうと思いwww


バーミンのゲーム内容は、モグラ叩きですw
モグラ叩き、流行りましたねえ。
インベーダー以前、エレメカがボウリング場やデーパートの屋上で主役張ってた頃に
大流行りでしたな。
なにげに重たいハンマーでモグラ叩いてましたなあ。
最終的には左手も使ってましたがw
そして電池で動く家庭用の黄色いモグラも友達ん家でよう叩いた。
家庭用のハンマーはゲーセンとうって変って
非常に軽い小さなピコピコハンマーでしたが
壊れんばかりにピコピコ叩いてモグラ吹っ飛ばしたなw
隆盛の激しいアーケードゲームシーンの中で
モグラ叩きのDNAはワニワニパニックに引き継がれ、
そこそこの人気を維持しつつ未だ稼働中というのはなかなか希有な事かもしれません。
シンプルなゲーム性がいいってことでしょうな。


さてさてさて、そんなモグラ叩きを液晶ゲームにしたのがバーミンです。
画面には水平に5つの穴が空いており
そこめがけて土がもこもこもこと動いて来ます。
ボール同様プレイヤーが出来るのは左右の移動のみ。
土の軌道から頭を出すであろう穴を先読みし、
その穴の上でハンマー振り上げて待ち構えればオッケーで
穴からモグラが頭を出せば自動で叩きます。
バーミンのプレイヤーは二刀流なので5つの穴に対して
左・真ん中・右の3箇所で待ち構える事になります。
ゲームモードはA・Bふたつありまして
Aは真ん中以外の4つの穴からモグラが頭を出す初心者モード
Bは5つすべてから頭を出し、スピードもスタート時から若干速い上級者モードとなります。

どちらも1匹叩くと1点で数をこなしていくとともに
モグラが頭を出すスピードも上がっていきまして
頭を出した時頭上にハンマーを持っていけなければミスとなり
3回ミスるとゲームオーバー。
で、3回ミスるまでに何点稼げるか競うゲームであります。
オリジナルは999点でカンストだったと思いますが
DSiウェア版は999点の次は0点とカウンターリセットされますが加算は続きまして
9999点でカウンターストップとなります。


以上。
あとはひたすらモグラを叩くべし!!!

ゲーム性はシンプル極まりないもので
序盤等は反復横跳びかなんかを延々やってる感じで正直微妙です。
動きも左右のみですもんね。
昔のゲームだからそんなもんか。
しかしながら、徐々にスピードが増すにつれ、
微妙なゲームながら息をつけない展開になってきます。
わずか5箇所しかない穴から、次々に飛び出してくるモグラ達。
しかも、飛び出し具合にメリハリがある。
モグララッシュっとでもいうべきゾーンがあり
叩き続けられるもんならやってみろとばかりの波状攻撃を仕掛けて来ます。
で、ラッシュを凌ぐと小休止。
小休止といいつつもスピードは上がり続けているので
こっちは息抜く時間そうないよ。
そうこうしてるうちにまたラッシュ。
このメリハリが段々心地よくなってきます。
あの、丁度ビーマニのような音ゲーの音符ラッシュを凌いでるような感じで
切り抜けたときのうれしさも似ています。
あー、そうそう、ミスる時の感じも音ゲーに近いかもしれない。
その鍵盤間に合いません、な感じでそのモグラ間に合いませんorz
な感じがありますw

音なんかBEEP音でピコピコいってるだけなんですけどね。
しかしこの単調なBEEP音が逆に効果的なのかもしれないなあ。
極めてシンプルなゲーム故単調なBEEP音のみの方が没入感を得られるかもしれません。
そういえば、昔の母ちゃん達はゲームばっかりやってると
ピコピコピコピコゲームばっかりしてんじゃないよと怒りましたが
ピコピコって音はファミコンよりも
このゲーム&ウォッチの音から生まれて来た擬音かもしれませんな。

音ゲーは覚えゲーでもありますがこいつはランダムな攻撃しかけてくるので
遊び込んでも慣れるという事はなくそれなりの緊張感を持って臨めます。
バーチャルコンソールで昔のゲームを古いなあ、これは今じゃ厳しいなあ、
と感じる事が間々ありますが
バーミンはゲーム性がシンプルな分、古さを感じる余地のない、
普遍的な面白さがあるのかもしれません。
今でもワニワニパニックが現役であり続けるのと同じ理由でしょうかね。

でもまあ、普遍的な面白さがありメリハリがあり緊張感があるとはいえ延々の左右運動。
あとは己の反応速度への挑戦がスコアという形で残るのみ。
エレメカは実際に動くものをぶっ叩くという触覚に訴えるものがあり
手応えの残るものでありますがこれはピコピコと作業してるだけですもんね。
思い出補正無しでこのゲーム性に価値を見出せるかどうかは正直分かりません。
ゲーム経験の浅い子供はゲームに対する先入観がないのですんなり楽しんでくれそうですが
モンハンで数百時間狩りまくる百戦錬磨のゲーマーにはつまらないものに映るかも。
まあ、それも仕方ないか。


以上、バーミンで遊んでみたでした。
正直言いますと、僕もゲーム&ウォッチはもうきついだろう。
特に初代とか厳し過ぎるだろう、と思ってました。
というのはクラブニンテンドーのポイント引き換え賞品として貰えた
ゲーム&ウォッチコレクションがちょっと微妙だったんですよね。
あんなに夢中になって遊んでたはずのオクトパスがあんまし楽しくない。
そんなことがあったのでネタとして1本位落しとくか。
ぐらいの気持ちで手を出したんだけど
極めてシンプルな分初代の方が今でも通用するかもしれないと思ったりしました。
これあれだな、G&Wコレクションは無料でもらったソフトだから
あんまし真剣に向き合ってなかった節がありますが
今回は200円とはいえお金払ってますから
その分はちゃんと向き合おうとしてる姿勢の差もあるだろうなあw

それから、隔週で配信されるラインナップをみてるうちに
決められたパターンでしか動けないという制約の中
徐々に豊かになってくゲーム性などこれはこれで研究し甲斐があるな。
なんてことを思ったので今後もゲーム&ウォッチは取り上げていこうと思います。
次はなんにしようか。
ではでは(・ω・)/