ファイナルファイトで遊んでみた(レビュー40) | バーチャルコンソールクエスト

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ゆるゆるゲームブログ

レビュー40回目の今回はスーファミのファイナルファイト。
勝手にシリーズ化してお送りしている
ベルトスクロール探訪シリーズの大本命登場ですよ、奥さん。
それでは


ファイナルファイトはカプコンが1989年にアーケードで発売した
ベルトスクロールアクションゲームです。


テクノスジャパンがダブルドラゴンで確立したベルトスクロールアクション。
しかしこれを世の中に定着させたのは紛れもなくファイナルファイト。
だってベルトスクロールアクションのことを
ファイナルファイトタイプと呼ぶことも多いですからね。
それほど、当時のゲーマーの間で絶大なる人気を誇ったアクションゲームです。


戦いのフィールドは大体左右2画面くらいかな。
このフィールドをうろうろしながら画面内の敵を一掃すると
右方向に進めるようになりましてまた次の場面へ。
これを繰り返して最後に控えるボスキャラを倒せばクリア。
次のステージへ移動。
この様子がベルトコンベアのようだったので
ベルトスクロールアクションと呼ばれるようになったのです。
そしてファイナルファイトは、次から次へとテンポよく
先に進むよう作られていたのでこの部分が非常に印象に残るのでした。
ベルトスクロール=ファイナルファイトタイプとなったのは
テンポのいいステージ構成を完成させたからでしょうなあ。

お次はバトル。
8方向レバーと2ボタン(攻撃とジャンプ)というシンプルな構成で
敵と対峙するわけですがこれがですね、非常に気持ちよかった。
というのも、攻撃ボタン連打するだけで誰でも簡単に
コンボ攻撃を繰り出すことが出来たのでした。
相手に近づいて胸ぐら掴んでレバー左右+攻撃ボタン押すだけで
派手な投げ技も繰り出せましたしね。
2ボタン同時押しで必殺技。
使うと体力を若干消費する、カプコン伝統のメガクラッシュ方式でしたが
1943やロストワールド等この頃のカプコンゲーは
これを上手に使えるか否かが攻略の鍵でしたよね。
本作でも敵の攻撃を止めることの出来る緊急回避技として重宝しました。


基本攻撃はこんな感じですがこれ以外に敵の持っている武器を
奪い取ることも出来まして、これらのアイテムはほとんど一撃で
相手をダウンさせることが可能でしたので攻略するには重要な要素のひとつでしたね。

そうそう、ファイナルファイトは二人同時プレイが可能なゲームでした。
マリオとルイージに代表されるように、昔の同時プレイのキャラは
単に色違い程度の差だけだったことが多いのですが
ファイナルファイトはバランス型のコーディー、パワータイプのハガー
スピード派のガイと見た目も特徴も違う3タイプ用意したことも
人気が出た要因のひとつだと思います。
といっても二人同時プレイする時はほとんどハガー&ガイコンビで
コーディーはすこぶる人気の無かった印象ですけどねw


多数の敵を相手に派手な技をバンバン叩き込める爽快感は
ひたすらエルボーで勝ち抜いていったダブルドラゴンにはない面白さでした。
またキャラクターが大きく表示されてましたから迫力も満点。
敵にライフゲージがあったのも面白かったですね。
そして二人同時プレイでエンディングのあるゲームだったので
ついつい連コインしてしまうの罠にもハマってましたなあ。
まあこんな感じで本作は一躍人気者に。
ベルトスクロールアクションというジャンルも
対戦格闘が登場するまでの間ゲーセンの顔として頑張ったのでした。



バーチャルコンソールで登場しているスーファミ版は
アーケードから遅れること1年後の1990年に登場。

当然の如くスーファミ初期のキラーソフトとしてミリオンも達成している
人気作、なんですけど…

1人プレイのみ、ガイがいない、敵が少ない、4面がないetc…

と正直ガッカリポイントの印象の方が記憶に残っていて
あんまし評価高くないんだよねえ。
ぶっちゃけダウンロードには乗り気ではなかったんですが
気がついたらベルトスクロール探訪なんてレビュー内企画始めちゃったもんだから
これ遊ばんわけにはいかんでしょうよ。
と半分やけになりながらダウンロードした次第であります。
唯一の救いはスーファミクラコンがあったことかな。
これのお陰でちょっとだけ気分が盛り上がります。


じゃあ、ちょろっと遊んで適当に感想書くかね…


と始めてみると、
たしかに、
ガイはいません。
敵も最大3人まで。
4面もない。
同時プレイもなし。

でも、ちゃんとファイナルファイトしてるじゃない。

雰囲気はバッチリです。
スーファミ初期の作品であるということを考えると
大変頑張ってるんじゃないでしょうか。
あと、ボタンがたくさんある、進化しまくった箱庭ゲームで鍛えられてきたせいですかね。
当時コイン泥棒と呼んでいた強敵・ソドムさんも数回やられただけで
パターン見切れるようになってまして、意外にサクサク進めてしまいました。

なんだ面白いじゃないか。

と、良作認定しようかな、と思ったところで問題発生。
学生だった当時はこんなこと思ったこともなかったんだけれど。
それは何かといいますと…








コーディーのナイフ攻撃がけっこうえげつなく、不快に感じてしまった( ̄_ ̄ i)





なんか妙に痛々しい。
Z指定も無問題なロートルゲーマーであるぼくは
今、もっともっとリアルな表現の、えげつないゲームも沢山遊んでいますよ。
にも関わらずちょっとこれはなあ、と思ってしまった。
Killer7なんかが大好物な僕なのに
これはちょっとなあ、と思ってしまった。

レビュー用にゲームやってる時、けっこう隣で娘がいっしょに見てることが多く
ファイナルファイトも隣で見ておったのですが
僕が嫌だなあ、と思ったのでふと娘に目をやると
娘も明らかに嫌だなあ、という顔をしています。
思わず僕は

「これゲームだけどさあ、なんかひどいよねえ、もうこれやめようか」

と言ってしまいましたよ。



なんなんでしょうね。
大のゲーム好きなんだけれども
ゲームなら何でも好きか、なんでもありか、と言われるとそうじゃないですよね。
ゲーム好きでもゲームやってて不愉快な思いや不快な思いすることありますよ。
これは作った人がそう演出してる場合もあるし、そうじゃない場合もある。
人によって合う合わないもありますしね。
ファイナルファイトの場合、昔は大丈夫だったのに今はちょっと。
みたいなことになってるからややこしいなあ。
立場が変われば見方が変わる、ということはよくありまして
今の僕は子を持つ親だからそうなってしまったのか?
というと実はそうじゃない気がする。
なんせ娘見る前に僕自身がうわっ、これはちょっととドン引きしてしまったので。
同じ暴力表現ならサムライスピリッツの血ブシュー、胴体真っぷたつぅの方が
ひどい表現な気がしますがあちらは笑って見られるもんなあ。
ひどいと言えばデッドライジングでゾンビを芝刈り機で刈っていくのなんて
そうとうひどい有様ですがあちらも、そうだな、
やっぱりイナバだ、100人刈っても大丈夫w
(イ○バ物置さんとはなんにも関係ありません、あくまで喩えで)
みたいな所があるからなあ。
ほんとなんなんでしょうか。
しいて挙げるなら、そうだな。
コーディが無表情に淡々とブン回していて敵も淡々とやられちゃうからなあ。
記号化してる分、リアルな表現より不快指数が高かったのかもしれませんな。
あと音か、刺してる音が耳に残ったのかもしれない。
昔はそれが時代の先端だったしこっちも友達と熱中して遊んでたから
ゲーム全体を引いて見るようなことが出来てなかったかもしれませんね。










ええーっと、ファイナルファイトの話がどうしてこうややこしい方向へ
いっちゃったのかな???
コーディーか、あいつのナイフ裁きが鋭すぎたせいかwwwww



マダオは武器表現反対です。
素手のみで戦います!!




うわっ、ひどく矛盾しとるな(;´Д`)ノ
素手も立派な凶器ではなかろうか。
武器表現反対、そんなことはないです。
マダオは武器格闘も各種銃火器ぶっ放すTPSも大好きですから。
大体あれですよ、ナイフはドン引きしてしまいましたが
ハガー市長の鉄パイプ攻撃では
ファミスタでホームラン狙うが如くぶん回して大喜びでしたし
人の印象なんてものはいい加減なもんです。
結局楽しければいいのか。
それでいいのだ。
でもできることなら不快指数は低いほうがいいよね。
なんっつうか、これギャグだから、フィクションだから。
と笑い飛ばせる程度でまとめてくれるとありがたですなあ。


ファイナルファイト劣化移植だけど面白いよー
人によっては不快なところあるかもしれないけど
拳ひとつで進んでいけば問題ないしねー







ちょっとだけ、真面目に締めますと
ファイナルファイトにナイフは必要だったか。
そんなことを考えてしまいました。
なければ、もろ手を上げて褒めたかもしれないなあ。
なんだろうなあ。
ゲームに限らず、表現するって難しいな。
みんなに受け入れられるものってそうないしね。
ということでベルトスクロール探訪として
大本命ファイナルファイトの巻をお送りしてきましたが
まさかの展開に僕自身がそうとう戸惑っております。
でもまあ、感じたことを感じたままに書いていこうと始めたものですから。
そのまま書く事にしました。
ファイナルファイト以降の作品は少なからずこいつの影響を受けております。
ベルトスクロール探訪はまだまだ紹介したい作品があるので続けようと思いますが
ということは、おのずとこの問題が付きまといますなあ。
じゃあここもひっくるめて考えるか。
ということでベルトスクロール探訪第二章
暴力表現を考えるの巻がスタートしてしまった模様www
次回は未定です。
というか何事もなかったかのようにベアナックルⅡサイコーとか
ぬかしてる可能性大。
そんときはゴメンね(・ω・)/




ファイナルファイト(カプコン)
スーパーファミコンソフト・2007年4月17日配信開始
DLに必要なWiiポイント:800


僕のオススメ度  50%
(どっちか分からんということですwww)